週に一度、4時間半だけ子どもをシッターさんに預け、わたしはokuの店番をしている。
その時間は、ほんとうに貴重。メモ用紙にやらねばならないリストを前もって書いておき、片っ端から用件を片付ける。1週間分の雑務をすべて終わらせたとき、すでに時計の針は約束の時間、子どもがわたしの元に帰ってくる時間を指していたりする。時の早さにいつも驚愕する。
雑務をやり終えてせいせいとしているはずなのに、この時間をゆっくりのんびり過ごせないことに、ちょっと落胆していたりもする。
シッターさんとつないでいる手を解き、「ママー!」と叫びながら満面の笑みでこっちに駆け寄ってくるとき、自分が現実の世界に引き戻されるような、そんな感覚に陥る。悲しいとか嬉しいとかの感情ではない。
まるで自分がお茶碗になったような、なんというか無条件で何かを受け入れているときって、案外、静かな気持ちなんだなぁ、と最近感じている。子どもの成長に合わせて、今まで感じることのなかった種類の気持ちに気付く。失敗や戸惑いが常に付きまとうのも、当たり前かな、と。
根本きこ
フードコーディネーター |



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