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雑貨屋店番日記 根本きこ
vol.11 洋服 「縫い子さんに頼む服」
okuのオリジナルで作った服は、手刺繍の白いスカート、麻のシャツワンピース、薄いシルクのパンツ。どれも、わたしが持っていた服をパターンにして作ったもの。 相当にヘビーローテーションで着倒していたアイテムなので、新しいのが作れる! と知ったときにはホッと胸をなで下ろした。わたしは、気に入るととことん着続けてしまう。洋服にとってみればたまったものではない。デリケートな素材のものは特にいけない。
昨年、ラルフ・ローレンでカシミアウールのタートルネックセーターを買った。ついていたタグには「いくら着心地がいいからといって、毎日のように着るのはやめて下さい。一日着たら休ませる、そうすれば長持ちします」みたいなことが書いてあった。そんな注意書きは初めてだ。なんだかこちらの心を見透かされたようで困った。その指示に従って、様子を見ながら着た。シルクのパンツもそう。夏にはシルクが気持ちいい。羽のように軽くて涼しい。発色もきれいだし、歩くと裾がひらひらとゆれて気持ちがいい。洗濯しても一瞬で乾く。これもやはり毎日のようにはき倒していたら「休ませてくれよー」 と言わんばかりに生地がくたびれてきた。汚れもちらほら。オックスフォード地のサックスブルーのシャツワンピースもそう。袖口や襟ぐりに目立つしみ・・・。ああ、やっぱり。こうなるともういけない。現役引退させ、あとは部屋着になるしかない。
そういった、かつてのレギュラーアイテムが、この度ようやく日の目を見ました。フレッシュな2代目たちが、縫製を頼んだヴェトナムから次々とやってくる。シャツワンピースにいたっては、麻で作ってみた。色も5色揃え、とても充実。やってきた服たちに、タグを手縫いで縫い付けてokuの店頭へ。「手縫い!?」と驚かれるかもしれませんが、どれも数枚しかないので、そんなまめまめしいことも出来るのです。
coyaとキラテラのオリジナル器シリーズ、tooti(ツーチ)にも新作が登場。きしめんみたいな取っ手がかわいいマグカップ、微妙なゆがみがユーモラスな入れ子の鉢。とても賑やかなokuなのですが、6月一杯は改装&ホリデーです。7月、心機一転、晴れやかなる気持ちでオープン予定です?

根本きこ
フードコーディネーター





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