oku(coyaの奥の雑貨部屋)には、木で出来たものが多い。胡桃、なら、栗、オリーヴ、チーク、桜。これは木の種類。福岡のhizuruさんは、木工と鉄工の作り手。彼による木のスプーン、木の皿は、その微妙で絶妙なゆがみ具合がほんとうに素敵。オンリーワンな質感。その違いをひとつひとつ見比べ、悩む作業がまたいいのだなぁ。木の皿はいっけんパンとか果物しか置けないイメージがあるでしょうが、実は何でも盛りつけてかまわないのです。例えば煮物、パスタ、焼き魚。食べ物の油が染み込んで、いいつやが出てくるので、どんどんどんどん使って下さい。こう、hizuruさんは言った(どんどん、は2回だけだったけれど、勝手に強調)。陶器やガラスのように、ぱりんと割れる心配はないので、うちでも気がついたら赤ん坊のごはんは木の器、ってことが多くなった。あらたなる新境地、木の器を普段に使う。まるで森の動物になったようだ。ただひとつ、洗ったら、よく乾かすこと。風通しのよいところに木目を下にして立てかければOK。木は、器になっても呼吸している。 オリーヴの木のものもokuの定番のひとつ。この木、かなり固いのだ。うっかり足下に落としたら・・と考えるだけで身震い。これらはアフリカで作られている。オリーヴは木目が美しい。濃いコーヒーブラウンの木肌とキャラメル色の部分が渦巻き状になっている木目、ストライプになっている木目。これもいちまいいちまい選ぶ愉しみがある。オリーヴの木は脂分がたっぷり含まれているので、ぴかぴかつややかな質感が、なんともリッチな感じなのだ。「ああ、アフリカ行きたいぞ」という気持ちに拍車をかける木のもの。 その他にも、バリ島からやってきたチーク材のカトラリーもある。形がとてもモダン。きっと、コンクリート打ちっぱなしの家にも合う、と思う。このカトラリーを手にしては、「シンプルライフ」という言葉が頭をよぎる。「ああ、掃除しなきゃ」と深く深く反省する木のもの。 いちばんあたらしい木のものは、山口和弘さんの長方形トレイ。ていねいに削って作られた跡が気持ちのいい木のもの。これはわたしの私物。しばらくは、作業机の上の棚に立てかけて、ことあるたびに眺めては惚れ惚れしている。 これからも、木のものへの偏愛は続きそうです。 追伸:木のスプーンは、おいしい味がします、ほんとに。
根本きこ
フードコーディネーター |





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