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現在、公開中の映画『雨鱒の川』。玉木さん演じる主人公の心平は、周囲からの反対をよそに、初恋の相手・小百合との恋を実らせる、とても一途な青年。玉木さんは、そんな心平を「うらやましく思う」と言う。
「初恋の人と一緒になるっていうのは、誰もが一度は見る夢。でも、実際、それを実現させるのはとても難しいことだと思うんです。
ちなみに僕の初恋は、保育園の年長組のとき。相手は同じ組の女のコ。ハーフで、とってもかわいい子だったんです。その気持ちを伝えることもなく、終わりましたけど(笑)」
楽しかったこと、哀しかったこと。自分が育った町には、思い出がいっぱいつまっている。映画の中で、心平が故郷への思いを深めるように、玉木さんもまた、自分の生まれた育った名古屋には愛着を感じているようだ。
「やっぱり僕にとって特別な街。友達も向こうにいるし、今でも名古屋に帰ると、普通に名古屋弁になるんです。
今でこそ、普通に東京弁でしゃべってますけど、東京に出て来たばかりの頃は、言葉が冷たい街だなと思ってました。とくに『あ、そう』って相槌は大嫌いだった。聞いてるのか、聞いてないのかわからない! って(笑)。
でも、気がついたら、自分がそういう言葉を使うようになってて、それを聞いた、名古屋の友達に、『おまえ、変わったなぁ』『冷たくなった』とか言われたりした(笑)」
映画の中では、小百合とは対称的な存在として、ドライな東京の女性が登場するが、玉木さん自身も、上京当初は同じように感じたそう。
「東京の女性は華やかでおしゃれだし、名古屋とは違うなって、思ってましたね。でも、じつは東京って、地方から出てきた人が多いんですよね。それがわかってからは、そういう意識はなくなっていきましたけど」
今では、すっかり東京人。でもそれだけに、名古屋の友人との再会は、自分のルーツに立ち戻れる貴重な時間だ。
「名古屋の友達は、もうほとんど結婚してるんです。子どもが小学生くらいっていうヤツもいる。みんなオヤジ化してて、普通に腹出てますからね(笑)。『おまえ、それヤバイだろう』って言うんですけど。
一緒に飲んでいても、『家族がいるんだから、遅くなっちゃマズイ』とか、『自分ひとりのお金じゃないんだから、ムダ使いさせちゃいけない』とか、余計な心配しちゃって(笑)」
「でも、みんなとっても幸せそうなんです」と仲間たちの顔を思い出しながら、玉木さんはとても楽しそうに微笑む。
「自分の家族がいるって、すごく充実感があるだろうし、精神的にも安定するし。そういうのを見てると、僕も早く子どもが欲しいなって思うんですよね。自分が若いうちなら、子どもともいっぱい遊べるだろうから。といっても、まだまだ先になりそうだけど(笑)」 |
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