
『HEROES/ヒーローズ シーズン2』海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV」にて(毎週火曜22:00ほか)にて放送中
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photographs: Midori Yamashita [03.portrait]
hair & make-up: NOBU [HAPPS]
stylist: Satomi Iwasaki
dress: Diane Von Furstenberg
田村英里子(たむら・えりこ)
88年に俳優としてデビュー。2000年、俳優としてステップアップすべく、渡米してLAに滞在。『ドラゴンボール』(2009年3月13日 日本公開)のマイ役など話題作への抜擢が続く。


本誌のコンシエルジュ・ドゥ・リュクスのページにもご登場いただいた田村英里子さん。ハリウッドデビューも果たして凱旋帰国した今の心境を伺いました。
「子供の頃、父の仕事の関係で、当時は西ドイツだったデュッセルドルフに住んでいましたが、そのことと、ある時期に女優としての活動の場をアメリカに向けたことを特別結びつけて考えたりはしなかったと思います。ただ、いま改めて思い返してみると、何かのきっかけにはなったんでしょうか。日本だけでなく、海外で生きてみるというのも選択肢の一つと自然に考えられるような」
全米のみならず、世界中で大ヒットしているTVドラマ・シリーズ『HEROES』で、「ヤッター!」という決め台詞でブレイクした出演者マシ・オカの時空を超えた恋人役を射止めた田村英里子さん。この『HEROES』のシーズン2出演がきっかけで、ハリウッドの超大作『ドラゴン・ボール』を始め、別のヒットTVシリーズ……etc.と、次々に大きな仕事が決まっているという。
それにしても、デュッセルドルフからの帰国子女というと、サッカーの三浦知良夫人になった設楽りさ子さんとか、元プロ・テニス選手の沢松奈生子さんとか、有名人が多いのでは、と話を振った途端「奈生子ちゃんは日本人学校の同級生だったんです! うわぁ、懐かしい。今、何してるかなぁ。絶対会いたいなぁ」と、大きな目をより大きく見開いて、早口になった姿が少女のようでキュートだった。
「オーディションは日本にいる時もいろいろ受けていましたから、役が他の人に行くのが恥ずかしいなんて感覚はありませんでした。むしろ『HEROES』クラスになると、本当に長い時間をかけてオーディションが進むから、呼び出しを受ける度に、あ、また次のステップに上がれたととてもうれしかったし、オーディションそのものも『HEROES』の自分が受けている役が出ている一場面を演じるというもので、演じれば演じるほど、私、どうしてもこの役がやりたいという思いが強くなっていったし。実際、オーディションに受かって撮影に臨んだ時も、製作者サイドがどれだけ真剣に16世紀の日本のことを調べ、そういう時代設定にしているのかがわかり、感動しました。当たり前のことかもしれませんが、あのシリーズに関わっている一人一人が、本当にプロの仕事をしているんです。その点が一番刺激を受けましたね」
そうしたタフな撮影現場で頑張ったことが、即「ちゃんと形になって帰ってくるのもハリウッドの凄いところ」と英里子さんは言う。
「他の仕事のオーディションを受けに行っても、私の職歴に目をとめた審査員が「君、『HEROES』に出ていた日本人だったんだね」と、それまでと明らかに対応が違うんです。もちろん一つ一つのオーディションはそこでの一発勝負ですが、こうして自分のやった仕事が財産として認められるのはやっぱりうれしいですね。今も英語のさらなるブラッシュ・アップを始め、学ぶべきこと、学びたいことがいっぱいありますが、『HEROES』が開けてくれたドアは大切にしたいと思っています」
text: yuki sato