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03月23日(金)
下條ユリさん『ちいさならくがき』復刊パーティーへ行ってきました。
インテリア、クッキング、ガーデニングなど、素敵なヴィジュアル満載の本を作り出している、サンフランシスコの出版社“クロニクル・ブックス”。その出版社の作品を日本で扱うフレックス・ファームが、また新たなブック・シリーズ“たまうさぎBOOKS”をスタートしました。第一弾は1997年に上梓し、若者たちの間でカルト的な人気を誇った、下條ユリさんの自伝的エッセイ『ちいさならくがき』の復刊。当時の熱狂ぶりをリアルタイムで体験できなかった、私はフレックス・ファームのプレスのFさんに誘われて、復刊パーティーに行ってきました!
下條ユリさんは、現在ブルックリンやマウイ島など、海外を拠点とする“旅する”イラストレーター。『ちいさならくがき』は、彼女の描くキュートで楽しいイラストともに綴られる自伝エッセイです。彼女が出会った様々な困難を持ち前のポジティブ志向で、乗り越えていく日々や、変わっているけど魅力的な周囲の人々について描かれています。特に、30歳を目前に他界してしまった、風変わりで、ロマンティックな父親が長年書き溜めた日記のくだりは泣かせます(プレスのFさん「いい話でしょう? 映画化狙ってます!」と熱く推薦)! 全体を包み込む、下條さんのパワフルでハッピーな文章は、10年の年月を経ているとは思えない強さを秘めています。
会場となった青山一丁目の“246カフェ”では、ちょっと早い桜の木がお出迎え。まだまだ寒い夜でしたが、春の訪れをすぐそこに感じさせる粋なはからい。その横には“たまうさぎBOOKS”を連想させる、うさぎ型のおまんじゅうや桜餅、そしてカラフルな飴玉…。下條さんはレトロな和モノも大好き! だそうで、パーティーの細かいところにはそんな演出がみられます。パーティーのスタートとともに、下條さんは若草色の春めいた着物で登場。日本での古い友人たちと、楽しく歓談されていました。朗らかに、優しくみなさまと接する姿が印象的でした。
最後にいただいたお土産は、本のかたちをした小さな箱。ちょうちょう結びのリボンをほどくと、中にはこれまた懐かしい、こんぺいとうが入っていました。いつも、フレックス・ファームでいただくお土産には小さなユーモアがこめられています。今回も、あまりの可愛さに激写。季節の変わり目で環境が変化し、落ち込むことがあっても、こんな本と出会えれば、毎日が違ってみえそうです。
『ちいさならくがき』
「たまうさぎBOOKS」フレックス・ファーム刊
¥2100
 
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