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まさか、いきなり住むことになるなんて・・・・。でも、この島の魅力に姿月さんはすぐに惹きつけられました。集英社be文庫から出版した『優しいバリ 私が「わたし」に返る島』の前書きに、こう記しています。 ――「3年半が過ぎ、バリがなぜこんなに、人の心をとらえるのか、どうしても伝えておきたくなった」―― 今夏、夫の次の赴任先、オーストラリアのケアンズに居を移した姿月さんに、3年半暮らしたバリ島の魅力を伺ってきました。
きらびやかな毎日から一変し、“姿月あさと”であることを誰も知らない場所での暮らし。当然のことながら、特別扱いなどされません。急激な変化にとまどったり、辛くなったりしませんでしたか? 「いえ、全然! もちろん、知っている人が誰もいない環境はちょっと辛かったですが・・・・。でもね、カデックとエルナという“家庭教師”にインドネシア語を教えてもらっていたし、よく立ち寄るお店で友達も出来て、人とのつながりがどんどん広がっていきましたから」 「カデックとエルナ」とは、家に住んでいたお手伝いさんの若いカップル。「お手伝いさんが二人」と聞くと、「さすがスター、豪華な暮らし!」と一瞬思いますが、バリに暮らす外国人にとって、これはごく普通なのだとか。彼らや友達と出会い、“バリの素顔”に触れることができた姿月さんにとって、バリは特別な場所となりました。
「怒らない」「子どもをかわいがる」という宗教上の習慣を持つバリの人々は、いつも明るく、Tidak apa-apa(ティダッ アパアパ/気にしない、という意味)が口癖。 「訪れる外国人にもとてもやさしい人々です。ぜひ、南国の楽園、バリにいらしてください。楽しみ方は滞在の仕方によると思いますが、初めていらっしゃるなら、ガイド付きにしたほうがいいかな? やさしい人々ばかりですが、たまにタクシーでボラれることはありますからね(笑)。まずは、安全な旅をしてバリを満喫してください」 インタビュー/中沢明子 バリ撮影/増島 実 |
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