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![]() 美紀さんのエッセイ集『ドロップ・ボックス』は、雑誌『BAILA』で連載していた人気コラムがギュッとつまった楽しい1冊。基本的には、笑えて脱力できるお話が中心だが、中にひとつ、テイストの違う書き下ろしの長編エッセイが入っている。 題材となっているのは、彼女が一昨年の暮れに訪れたアメリカ・セドナへの旅。インディアンの聖地で体験した、スピリチュアルな出来事の数々が感動的に綴られている。
ところで連載が始まって本になるまでの3年で、水野さんの中で大きく変わったことがある。それは30歳になったこと!そのときの心境はエッセイでも詳しく綴られている。 「30歳なんて、ひとつの区切りくらいにしか考えてなかったんです。ところが実際、30歳の誕生日になったら、ドーンときたんですね(笑)。自分でもすごく意外でした。 なんだろう。確実に自分は年をとっていくんだな……ということを実感したんですよね。10代の頃は、自分は永遠に若者だと思ってたけど、確実に年をとって、社会の中で立ち位置も変わっていくわけだ!! と(笑)。なのに、こんな自分でいいんだろうかって」 でも、すぐにそんな不安は吹き飛んだ。むしろ「30代の方が心地いいと感じられるようになった」というから頼もしい! 「10代、20代のときは、目先のことでいっぱいでしたけど、もっと長いスパンで自分の将来のことを考えられるようになりました。10年後、20年後、こうなっていたいって。それも仕事から離れたところで、自分はこういうことをしたい、こんな風に生きたいっていうビジョンを考えるようになりました」 具体的には、彼女が思い描く未来とは「趣味の時間を大切に過ごすゆとりある」暮らし。 「最近、シンプルにものを作る喜びを感じ始めているんです。たとえば休みがあったら、『家具を作ってみたい!』って思うんです。棚をトントン、カンカンやってか作るとか、写真が趣味なんですけれど、自分で撮って自分でプリントして……とか。そんな自分の時間を大切に、ゆっくり生きていければいいなと思っています」
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