



ところで『デザイナー』では、ふたりの女性の対称的な生き様が描かれている。「女である前にデザイナーよ」という麗香。一方、「デザイナーである前に、ひとりの女性として生きたい」という亜美。莉緒さん自身は、いったいどっちのタイプなんだろう!?
「私は亜美のタイプでしょうね。今の世の中、女性が強くなって、キャリアウーマンとして頑張ってる方もたくさんいますけど、その陰には、その人を大切に思って支えてくれてる人が必ずいると思うんですよ。それを見落とすことは、私はできないと思うんです」
そんな莉緒さんが魅力を感じる男性のタイプはというと?
「何か守るものがしっかりある人がいいですね。たとえば家族であったり、会社を大きくするために頑張るぞ、でもいいし。守るべきものがちゃんと自分の中にあって、なおかつ、視野が広くて、おっきい人はかっこいいなと思います。
あと、ふたりでいるときに私がバカになれるような人がいい。『おまえ、バカだな』って言われる女性が、私の中ではいい女なんです(笑)。だから、そういう包容力のある人が理想ですね」
そういって屈託なく笑う笑顔は等身大の22歳。プライベートでも、友達とショッピングをしたり、おいしいものを食べに行ったり。
「そう、みんなが思ってるより、ずっと普通です(笑)。女性誌とか見て、『このお店に行きたい!』って行っちゃうし。
最近では、サーフィンを極めたいと思ってるんですよ。最初はうちの兄がやってて、モデルの友達とかも行くようになったので、ボードもウエアも買ったんですけど、まだ2回くらいしか行けなくて。でも2回目ですぐボードの上に立てたんですよ! これはイケるかも(笑)!?」
●リハーサル中の撮影スタジオにて。「リアル」っぽい亜美のショップのスタッフルームに対して、麗香のデザイン事務所では真紅のバラ(本物!)を使用するなど「華麗さ」を追及。波乱万丈なストーリーを影ながら支えるセットにも注目して。当然、普通の女の子にくらべたら、自由に遊べる時間は少ない。でも、仕事の充実がそんなストレスも吹き飛ばしているよう。
「同世代の女の子たちがやるようなことを自分はやれてないなと思うこともあります。たとえば友達から『クラブに行ったら芸能人がいた!』とか聞くと、ちょっとうらやましかったりして(笑)。でも、今の私にとって、いちばん楽しいと思えるのは、やっぱり仕事。好きなことができているのは、とても幸せなことだと思っています」
インタビュー・文/佐藤裕美