雅姫(まさき)
1972年、秋田県横手市生まれ。モデルであり、東京・自由が丘に2軒あるキッズ&レディースウェアのお店「ハグ・オー・ワー」<
http://www.hugowar.com/
>のデザイナーとしても活躍。流行をただ追いかけるのではない、ナチュラルな素材と着心地のよさを追求したアイテムが人気を集めている。また、その「自分の好きなもの」を大切にする暮らしぶりには根強いファンが多く、LEEから発売した既刊ムック2冊は大好評を博した。空間デザインなどのほか、最近はCMなどでも活躍中。
雅姫 著
集英社 刊
定価:1260円
ISBN:4-08-102049-3
お待たせしました!の第3弾、いよいよ登場です。今回はイギリス取材を中心に「雅姫さんの目を通した、地に足のついた暮らし」の魅力をお届けします。もちろん(!?)、娘さんのゆららちゃんのかわいい写真も見逃せない!
たくさんの方から、『「スローな暮らし」の小さな幸せ』やインタビューを読んでの感想が寄せられています。 コメントをお読みになり、あなたもご感想をお寄せください!
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今回のムックは「スロー」がテーマ。スピードと情報化の現代の中で、雅姫さんが考える「スローな暮らし」とは、どんなものなのでしょうか。
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「私は秋田で育ったのですが、初めて東京でひとり暮らしをした時、びっくりしました。1週間で、どんどん通帳の額が減っていく!(笑) 田舎に住んでいるとめったに電車に乗らないし、ごはんも必ず家で食べる。でも東京に住んでいると、おいしいカフェができたら行ってみたいし、いっぱい物があるから、見ると欲しくなってしまう。私は今、東京で仕事をしているので、ある程度の情報は必要です。でも、たくさん入ってくる情報だけに流されないように生活していきたいですね」
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「たとえば子供服でも、流行をしかけたり、ヒット商品をねらっているような作り方はイヤなんです。もっと意味のあるものが欲しい。ラメの入った服でも、流行にのって売るためではなく、“子供ってこういうキラキラしたカラーが好きだよね”という気持ちをこめて作ったものであってほしい。いつの時代にも子供たちが好きなものや、100パーセント天然ではなくても、いい素材を使った、肌ざわりのやさしい服を作っていきたいですね。ハグ オー ワーで、店にリサイクルボックスを作るのも夢なんです。着なくなった服を入れてください、その代わりに何かあげます、というふうに回収して再利用する。何かそんなことができたらいいな、と」
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新しい流行を追い求め、大量生産、大量消費。そんな生活を続けてきた結果、環境問題はどんどん悪化しています。このままでは本当に地球は人間が住めない場所になってしまう、と雅姫さん。
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「この先には何もないような気がして。もう一歩、戻してもいいんじゃないかと思うんです。もちろん私だって忙しい時はファストフードも食べるし、コンビニも利用する。でも、みんなが“ちょっとだけスロー”“ちょっとだけエコ”を考えていけば、少しは変わってくるんじゃないかな。たとえば物が壊れてもすぐに捨てないで自分で直す、まだ使えるものはリサイクルに出す、あまった布きれでコサージュを作る、エアコンの設定温度を1℃高くして、代わりにお庭やベランダに水をまいて室内をヒンヤリさせる……。そんな小さなことでいいと思うんです」
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「今、日本ではみんな携帯電話やメールで、ハガキや手紙を出さなくなったでしょう。イギリスではまだまだポストマンが活躍しています。友達からかわいいカードをもらったらうれしいし、飾っておきたくなりますよね。私はデジカメもたくさん撮るけど、データがパソコンに入っていると思うと、ついそのままにしちゃう。でもプリントアウトしないと記念にならないですよね。だからなるべくアルバムを作ったり、コラージュしてカードを作ったり。思い出は形にして残していきたいんです」
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「スローな生活って、不便さはあると思う。最初にイギリスに行ったとき、夜中にのどが渇いたら自動販売機もないしコンビニもないので、びっくりしました。でも何回も訪れるうちに、それが当たり前になって。うちでお茶をわかして冷やしておくくらい、簡単なことですよね。のどがかわくたびにペットボトルを買っていると、ものすごいゴミの量でしょう。24時間、お店が開いていなくても、自分でちょこっと手を動かせばいい。そんなふうに、ほんの少し生活をスローダウンしてもいいんじゃないかな。完璧ではなくても、私なりに環境のことを考えたり、ゆったりした気持ちを忘れないようにしたいんです。新しいものを買うのもいいけど、それを大事に使って次の世代に残していきたい。また、残していけるものをセレクトできるようになりたいですね」
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そんな思いがこもった『「スローな暮らし」の小さな幸せ』。あなたもちょっぴり立ち止まって、自分の暮らしを見直してみませんか?
インタビュー・文/石川敦子 カメラ/吉村輝幸
写真を一緒に撮ったり、ちょっとおしゃべりをしたり。ファンの方にはたまらない一瞬。
会場には小さなお子さん連れの方も多く、握手する雅姫さんも、ついつい笑顔に。
『「スローな暮らし」の小さな幸せ』の発売を記念した雅姫さんのサイン会が、8月7日(土)に横浜・紀伊國屋書店で、8日(日)に大阪・旭屋書店で開かれました。
本の発売日には、熱心な読者の皆さんがサイン会の整理券を手にするために書店の開店前から長蛇の列。整理券は、配布枚数を急遽増やしたにもかかわらず、あっという間になくなりました。
「サイン会には参加できないけど、一目雅姫さんに会いたい」という大勢の方がご来場。
そして当日。お集まりの方々にお話を伺ってみました。「雅姫さんの本、全部持ってます!」「妹と2人でファンなんです。今日は妹が来られなかったので、2冊サインしていただきました」「雅姫さんの暮らし方って、気取りがなくていいんですよね。『ナチュラル!』と肩に力が入っていないから、なんだか私にもできそうな気がするし」「雅姫さんの生活に近づくのは難しいけど、おすすめのお茶を買ったり花を飾ったり、自分でできることからやっています」……。ファッションや持ち物などからも、雅姫さんの影響を受けながら、ご自分なりの「暮らし」を楽しんでいる皆さんの姿が印象的でした。
そして、雅姫さんからもメッセージ! 「サイン会に来てくださった方、どうもありがとうございました。整理券をお渡しできなかった方、ごめんなさい。また、いつかこういう機会でお会いできるのを楽しみにしています!」
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