雅姫(まさき)
1972年秋田県横手市生まれ。
モデルであり、東京・自由が丘のキッズ&レディースウェアのお店、「ハグ・オー・ワー」のデザイナー。
インテリア、雑貨、手作りなど、あたたかみのある暮らし方が、LEE読者の圧倒的な支持を受けている。家族は、元Jリーガーの森敦彦さんと、ひとり娘のゆららちゃん、ラブラドール犬のグレゴリーとモリラ。

雅姫・著
集英社刊
本体価格:1200円+税
ISBN:4-08-102041-8



LEEの誌面に登場するたびに、インテリアから持ち物、ライフスタイルまで「もっと見たい、知りたい!」という反響が続々と寄せられる、雅姫さんのこだわりの暮らしスタイル。そんな熱い声に応えて、「雅姫ワールド」の魅力のすべてを1冊にまとめてお届けします。
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モデルであり、子供服の店「ハグ・オー・ワー」のデザイナー&経営者でもある雅姫さん。夫は元・Jリーガーの森敦彦さん、小学1年生の娘・ゆららちゃんのお母さんでもあります。そんな雅姫さんのライフスタイルを紹介したシリーズが集英社のLEEで大評判を呼び、今回、待望のムックとなって登場します。そこで雅姫さんの素顔や家族のこと、これからの夢まで、たっぷりお話をうかがいました。

まずは雅姫さん10代の頃の、こんなエピソードから。
「高校時代、『意外とシングルガール』っていうドラマを見て、インテリアコーディネーター役の今井美樹さんに憧れてました。白いシャツに長い髪、真っ赤な口紅。毎朝、白いココットの器に卵とトマトと野菜を入れて、オーブンで焼いた朝ごはんを食べる。そして、デザイン用のボードを入れる大きな黒いバッグを持って仕事にでかけるんです。それがすごくカッコよくて。髪を伸ばし始めたのも、それからでした(笑)」
雅姫さんは高校を卒業すると、バンタン研究所のディスプレイコーディネーター科に入学しました。卒業制作では「広尾に架空の店を作る」という設定で、ミネラルウォーターバーを企画。客層をリサーチし、店のディスプレイや概観図などを何枚も描き、賞をとったそうです。その頃から、経営者としての才覚は芽生えていたのかも……。
「でも、当時は自分の店を持ってバリバリやろうなんて思ってもいませんでした。学生の頃から女性誌の読者モデルの仕事を始めて、そのままモデルになってしまったし、結婚して子供もできた。家で大好きな模様替えをしながら、ときどきモデルの仕事もして、のんびり楽しくやっていくのかな……と思っていたんです」

「ところが、ゆららが3歳のとき、森がJリーグを引退。カフェ&バーの店を出す、と言い始めたんです。今までサッカーの世界しか知らなかった彼が、お店の経営なんて……それを聞いて、『この人がやるくらいなら、私もやるわ!』と(笑)。ちょうど、ゆららの服を見ながら『ちっちゃいなぁ。こんな面積しかない。布を切って穴を開ければ作れそう』なんて思っていた頃でした。アパレル関係の仕事をしている友人も多かったので、ハウトゥを教えてもらって、実際に子供服を生産してみたんです。店はまだなかったので、通販のカタログを作って、たまたまLEEに出たときに情報を載せてもらった。そうしたら、自宅のポストに何千通も『カタログ請求』のハガキがきて……うれしい悲鳴でした」
ほどなく東京・自由が丘に店舗をオープン。スタッフは雅姫さんと、高校時代の同級生のたった2人。保育園の空きが出るまで、毎日ゆららちゃんを自転車に乗せて店に通う生活が続きました。
「店に立って、電話をとって、カタログを作って、商品を発注して、ゆららをあやして……もう、あの頃はボロボロでしたね(笑)。目の前に山積みになった仕事を片付けていくのに精一杯。アイテムを増やす余裕もなくて、ボーダーばかり。そこから先がなかなか進みませんでした。でもがんばって少しずつアイテムを増やして、オープンして1年くらいで大人のレディース服を始めてから、がーんと売り上げが伸びたんです」

シンプルで優しい風合いのハグ・オー・ワーの服。雅姫さんとゆららちゃんが誌面に登場するたびに、LEE編集部にはたくさんの問い合わせがきました。雅姫さんの家のインテリアや暮らしぶりを紹介するルポも大反響。LEEの人気シリーズとなっていきます。
「最初は、私なんかがこんなページやっていいのかな? と思いました。スタイリストさんもつかずに、自分の家で、自分でコーディネートしてるだけ。でも、それがいいと共感してくださる読者の方がたくさんいると知って、とてもうれしかったですね」
インタビュー・文/石川敦子 撮影/富士 晃
雅姫さん着用のシャツ/ハグ・オー・ワー


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