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安藤優子のマルゴな日々
安藤優子さんの愛犬マルゴが語る、愛と喧騒の日常生活
「トラウマになっている熱中症前にハイ・ポーズ」
「そんなわけでひたすら寝たのでした」
2008年4月△日「あわや入院でした!」

 マルゴです。このところずいぶんと暖かくというか暑くなる日もあって、ちょっと油断するとすぐに「ゼーゼー」の熱中症気味になってしまう。記憶にある人生最初の熱中症は生後半年の5月のこと。よく晴れた、五月晴れとはこのことかというある朝、ユウコさんとノリノリで散歩に出かけた。(僕が恥ずかしながらまだ花がついているリードをしている写真が残っている。)時おり吹いてくる風がさわやかで、日差しは強いものの気分は爽快。そして気がつけばいつもよりうんと遠くまで来ていた。しかも目の前には延々と坂道が。散歩開始からすでに30分、今ならへいちゃらな距離だけれど、なんたってまだ6ヶ月のチビでしたから……、もうヨレヨレ。それでもエイヤっと気合を入れてユウコさんにくっついて坂道を上がった。が、呼吸がうまくできない。暑い。み、水をくれ〜!と叫びたくても出てくる音は「ゼーゼーブヒ―」だけ。そんな僕の異変にようやく気づいたユウコさんがあわてて自動販売機で水を買ってくれて、手で飲ませてくれた。まさにオアシス。でもいっこうに熱中症状はおさまらず、相変わらず「ゼーゼー」いいながら家までがんばった。で、その夜に42度以上の発熱・嘔吐・下痢→病院という顛末になり、大騒ぎとなった。
 そんな苦難の記憶は色あせることなく僕のノーリ(脳裏)にしかとすり込まれている。だからもう警戒しなくては……。ちょっとノリノリになるとすぐに羽目を外してしまう性癖により、ユウコさんをはじめとする家人はけっこう目を光らせて僕の行動を監視している。
 それでもこの気持ちのいい季節、僕の散歩はついつい長くなり、家に帰るころにはけっこうぐったり。それで食欲が落ちて、最近ちょっとヤセたと刈屋センセイに言われてしまった。たしかにあまり食欲がない……と思っていたら、なんと昨日の明け方、あんまりにも気持ちが悪くてゲボッしてしまった。ま、ゲボッはそんなに珍しいわけではないので、別に騒がずにいたら、どんどん気持ち悪さが強くなってさらに立て続けにゲボッしてしまった。で、さすがユウコさんはすぐに僕の様子に気がついた。時計の針は午前5時少しまえ。
「あっマル吐いてる!」
 パパも起きて二人で片付け。じゅうたんの上にやってしまったので、雑巾かけて消臭スプレーをしてと二人とも黙々と掃除をしてくれた。で、それを見ていたらまたまた吐き気が。さらに3回続けて吐く。すると
「あっマル、血を吐いているよ!」
 たしかに、僕のゲボッは真っ赤になっている。さらに2回、赤いものを吐いた。
 なんだかもう何がなんだか分からなくなるほど気持ち悪い。すると
「こんなに血を吐いて!すぐに病院行くよ!」
 それから、ユウコさんは僕のゲボッを袋に入れた。お医者さんに見せるらしい。でもまだ午前5時を少し過ぎたところ……、いつものセンセイのところはやっていないよね。すると
「広尾にあった。24時間の獣医さん。そこに行く!」と断固としたユウコさんの声。着替えたパパがしゃき〜んと車を運転してくれて、病院へ。でもその道中でもまたこらえきれずゲボッしてしまった。さらにあせる二人。そうして到着した救急病院ではやさしい女の先生に迎えられ、点滴、注射、検査となった。そして、そのまま僕は入院。吐き気がひどいのと、血を吐いたことの原因をもっとよく調べるためにさらなる検査が必要ということ。いつもの元気だったらぜったいに帰るために実力行使に出る僕も、もうそれどころの場合ではなく、先生の「ではお預かりします」のひと事でカンネンしたのでした。
 そして夕方。パパが様子を見に来てくれた。先生は「ずいぶん元気になりました。直接の原因ははっきりしないのですが、出血性の胃腸炎の一歩手前ですね。体質的なもの、アレルギーもあるかもしれませんし……。いずれにしてもおなかのなかに悪玉菌がウヨウヨいました。下痢は止めません。そうした悪玉菌を出してしまった方がいいので。」
「では家に連れて帰っていいですか?」
「ま、まだ吐いたり、下痢したりするかもしれませんが、安静にしてお薬をちゃんと飲ませてくださればいいでしょう」
「やったぁ!!」(by マル)

 ということで、僕はあわやの入院をまぬがれ今安静ちゅうです。抗生物質が苦くてイヤだけど、またあんなふうになったら今度こそ入院らしいので。
 長くなりましたが、僕の最近の大ニュースをお伝えしました。


by マル
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