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お詫びして訂正いたします。
安藤優子のマルゴな日々
安藤優子さんの愛犬マルゴが語る、愛と喧騒の日常生活
ぐんと気温が上がった日、扇風機の前でへたっているボク
2007年6月○日

 いやな季節になりました。なんたって僕は暑さにヨワイ。去年は、僕が生まれて初めて体験する夏だったので、そりゃもう僕も飼い主のユウコさんも(オッと、そうだ最近ユウコさんは自分のことを率先して“ママ”と称している。僕を飼うにあたって「三ナイ」宣言、すなわち、「自分のことをママと呼ばナイ」「赤ちゃん言葉を使わナイ」「洋服を着せナイ」と高らかに宣言していたはずなのに・・・・)とにかく何度も大変な目にあった。
 最初の事件は5月のある朝。とてもよく晴れた気持ちのいい朝だった。ちょっと寝坊の僕は8時過ぎに起床。ボーとしながらご飯を食べ、いざ散歩へ。時刻はすでに9時を回っていたと記憶。ひとたび家の外に飛び出すと、「気持ちいいねぇ」とユウコさんも思わず口にするほど申し分のない天気。当然僕もノリノリ。道端の青々とした草木の匂いをかぎ、咲き乱れるツツジの花の蜜にうっとり。気がつけばいつもより倍近くの道のりを来ていた。そして気温はぐんぐん上昇。体高が低く(簡単に言えば足が短いってこと)、短毛で、鼻がつぶれている(鼻ぺちゃ犬とか言うらしい)僕は、わずかな気温の上昇にもすぐに「ハァーハァー」「ゼーゼー」となってしまう。口でしか熱換気ができないからなんだ。それで異変に気づいたユウコさん、お水を持ってきていないことにウロタエていた。
「だってさマル、こんなに遠くまで来る予定じゃなかったし・・・、お家を出るときはこんなに暑くなかったもんね・・・」「とにかくお水の販売機探そう!」
 町のどこにでもある自動販売機。それなのにこういうときにはなかなか見当たらない。ようやく探しあてても清涼飲料水じゃ僕は飲めないしね。で、上り坂を最後の気力をふりしぼって登ったあかつきに、やっとミネラル・ウオーター発見。偶然に持っていた小銭でお水をゲット。ユウコさんの手をお皿代わりにゴクゴク飲んだ。ほんと死ぬかと思ったよ。
 それから僕たちはよれよれと日陰を選びながらお家に帰ったよ。でも問題はその夜。いくら時間が経っても僕は暑くて仕方ない。呼吸も荒くなって、一晩中ハァハァしていた。ユウコさんもさすがに「こりゃぁおかしい」と思ったらしく、氷まくらで体を冷やしたりしてくれた。そして翌朝、ややぐったりの僕を車に乗せてユウコさんは獣医さんへまっしぐら。そこで・・・。
「熱中症です。熱が42度あります。こんなままにしていたら、子犬はすぐに死んでしまいますよっ!」
 そうだった。僕はこのときまだ6ヶ月。熱中症の怖さを叩き込まれた僕とユウコさん。以来、散歩でもドライブでも出かけるときは万全の暑さ対策をする。散歩には飲み水のボトル、凍らせたタオル、万一のときに使う千円札一枚が必需品、ドライブにはクーラーボックスに凍らせたペットボトル、凍らせたタオル、水筒を入れていく。
 僕もそれなりに気をつけている。家のなかでも寝るときは扇風機の前とかね。


by マル
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