• ショッピング
  • プレゼント
  • 占い
  • モデル
  • 試し読み
  • 会員登録
 

サイト内検索

サイト内検索の使い方

Powered by Google

岩館真理子
『えんじぇる』
集英社文庫
<コミック版>全1巻
大好きな先輩にフラれ、ヤケクソでお見合いし、勢いで結婚してしまったスウ。今ではエリート商社マンのやさしい夫とかわいい娘に囲まれて、幸せな生活を送っているが、なぜか不安な毎日で…。「結婚」という女性にとっての大きな転機を通して、成長していくスウの姿に、思わず共感。
試し読みする!!

岩館真理子profile
北海道生まれ。
1973年、『落第します』で、週刊マーガレットよりデビュー。92年『うちのママが言うことには』で第16回講談社漫画賞を受賞。繊細な感性から紡ぎ出されるシュールな世界観は、幅広いファンに支持されている。現在は雑誌・YOUを中心に活躍中。

1982年はこんな時代でした!!
●出来事・事件 日航機の羽田沖墜落、ホテル・ニュージャパン火災、テレホンカード使用開始
●流行 CDプレイヤー、カロリーメイト、無印良品、おっとっと、逆噴射、心身症、ネクラ、ルンルン、E.T.、芸術は爆発だ!
●ヒット曲 赤いスイートピー(松田聖子)、待つわ(あみん)、ハイティーン・ブギ(近藤真彦)、めだかの兄妹(わらべ)

今後、登場予定の作品
■小花美穂
『こどものおもちゃ』
ほか多数

バックナンバー
■紡木たく『ホットロード』(1)
■紡木たく『ホットロード』(2)
■紡木たく『みんなで卒業をうたおう』
■紡木たく『瞬きもせず』

■くらもちふさこ『おしゃべり階段』『いつもポケットにショパン』
■くらもちふさこ『東京のカサノバ』
■くらもちふさこ『天然コケッコー』(1)
■くらもちふさこ『天然コケッコー』(2)

■いくえみ綾『POPS』『彼の手も声も』
■いくえみ綾『I LOVE HER』
■いくえみ綾『バラ色の明日』(1)
■いくえみ綾『バラ色の明日』(2)

■池野恋『ときめきトゥナイト』(1)
■池野恋『ときめきトゥナイト』(2)

■一条ゆかり『有閑倶楽部』(1)
■一条ゆかり『有閑倶楽部』(2)
■一条ゆかり『有閑倶楽部』(3)
■一条ゆかり『デザイナー』
■一条ゆかり『砂の城』

■岩館真理子『えんじぇる』
■岩館真理子『遠い星をかぞえて』『子供はなんでも知っている』
■岩館真理子『黄昏』

■亜月裕『伊賀野カバ丸』(1)
■亜月裕『伊賀野カバ丸』(2)
■亜月裕『伊賀野カバ丸』(3)

■尾崎南『絶愛-1989-』
■尾崎南『BRONZE-ブロンズ-ZETSUAI since 1989』(1)
■尾崎南『BRONZE-ブロンズ-ZETSUAI since 1989』(2)

■槇村さとる『愛のアランフェス』(1)
■槇村さとる『愛のアランフェス』(2)
■槇村さとる『ダンシング・ゼネレーション』『N★Y(ニューヨーク)バード』
■槇村さとる『白のファルーカ』(1)
■槇村さとる『白のファルーカ』(2)

■多田かおる『愛してナイト』(1)
■多田かおる『愛してナイト』(2)
■多田かおる『デボラがライバル』
■多田かおる『イタズラなKiss』(1)
■多田かおる『イタズラなKiss』(2)
■多田かおる『イタズラなKiss』(3)

■宮脇明子『ヤヌスの鏡』(1)
■宮脇明子『ヤヌスの鏡』(2)

■柊あおい『星の瞳のシルエット』
■柊あおい『耳をすませば』
■柊あおい『銀色のハーモニー』

■宮川匡代『ONE−愛になりたい−』(1)
■宮川匡代『ONE−愛になりたい−』(2)

■松苗あけみ『純情クレイジーフルーツ』(1)
■松苗あけみ『純情クレイジーフルーツ』(2)
■松苗あけみ『純情クレイジーフルーツ』(3)
■松苗あけみ『続・純情クレイジーフルーツ』

■吉住渉『ハンサムな彼女』
■吉住渉『ママレード・ボーイ』(1)
■吉住渉『ママレード・ボーイ』(2)
■吉住渉『ミントな僕ら』

■本田恵子『月の夜 星の朝』(1)
■本田恵子『月の夜 星の朝』(2)
■最新へ戻る

おすすめリンク
名作がいっぱい!集英社コミック文庫

少女まんがアーカイブ 何十年たっても忘れられないあのセリフ、あの場面。
そんな永遠の名作を、作者のインタビューや担当者の裏話などとともに紹介するコラムです。
夢見がちだった少女時代、ふわふわと乙女チックな絵柄に惹かれて岩館さんのまんがを手にとった人は多いはず。中でも『えんじぇる』のほのぼの感は別格。読んでるだけで幸せ気分!
拡大する
拡大する
娘・つくしのオムツが取れたことを報告したくて、夫の会社を尋ねて行くスウ。なんて無邪気でかわいい奥さん! ところで岩館さん自身は、今このまんがを振り返るとどんな印象なんだろう? 「基本的に昔の作品は読み返さないんです。倒れそうになりますから(笑)」
天然だけど、愛らしくて、憎めないスウ。
こんな結婚生活が女の子の憧れの的だった!
 73年に週刊マーガレットに登場して以来、『6月・雨の降る街から』や『ふくれっつらのプリンセス』など、等身大のヒロインを感性豊かな筆致で描いて、一躍読者のハートをつかんだ岩館真理子さん。初の大型連載となったのがデビュー9年目の『えんじぇる』だった。

 それまでは学園ものが多かった岩館さんだが、意外にもこの作品のヒロインは家庭の主婦。エリート商社マンのやさしい夫とお見合い結婚し、かわいい娘と3人で、何不自由ない専業主婦暮らしを送るスウの、ちょっとブルーで、とってもハッピーな毎日を描いたラブコメディだ。

「それ以前から、あたためていたものだったような記憶がありますが、あまりに昔のことなので、何がきっかけだったのか、もはや思い出せません(笑)」
と岩館さんは言うが、作品が描かれた82年といえばバブル全盛期。多くの女性にとって“幸せ”は、やっぱり“結婚”だった時代。それだけにスウのかわいらしい奥さんぶりは、当時の女の子たちにとっては憧れだったに違いない。

 夫の職場を突然、尋ねたら、つれなくされて、それだけでド〜ンと落ち込んだり、夫のアメリカ単身赴任に動揺して、動物をいろいろ飼ってしまったり。まるで子どもみたいに天然だけど、愛らしくて、憎めないスウ。

 そうそう、女の子って、こういうことで一喜一憂しちゃうのよねとか、結婚しても、彼とは恋愛関係でいたいよねとか共感しつつ、スウと一緒に成長していける気分になれるのだ。

キラキラと光を宿したようなヒロインのヘアスタイル。
キュートで繊細な絵柄だけに、
週刊誌の連載では苦労がいっぱい。
“乙女チック”という言葉がピッタリな初期の岩館作品。登場人物はみな屈託がなく、善意に満ちていて、読後もほんわかと暖かい気持ちにさせてくれる。

 そしてなんと言っても、特筆すべきはその絵柄の愛らしさ! 髪の毛の先にまで、キラキラと光を宿したようなヒロインのヘアスタイルや、手触りのふわふわ感が伝わってくるようなモヘアセーターなど、繊細なタッチで、見ているだけで幸せな気分!

 たくさんの少女まんが家が、岩館さんの絵の影響を受けているのだが、でも、ご本人は自分の絵にまったく満足していないよう。
「正直言って、私はまんが家さんの中で、いちばん絵が下手だと思っています」と言うから驚きだ。当時のことで思い出すのも、「週刊誌での連載のたいへんさ」なのだとか。

「ネームをつくるのが早くないので、絵を描く時間が本当になくて……。とにかく体力的にきつかったこと、辛かったことばかりが思い出されます。あれは人間の生活じゃありませんでした(笑)」

 描写のディテールにこだわるだけに、毎週の締切りは想像を絶するものだったのだろう。

 それでも「絵は未熟でも、情熱に突き動かされて描く充実感はあったと思います」と岩館さん。様々なスレ違いを乗り越えて、心を通わせていくスウと周作(しゅうさく)のドラマチックな恋模様は、作者のまんがへの情熱に支えられて生まれたのだ。

*毎週木曜日更新予定 次回は12月20日
岩館真理子『遠い星をかぞえて』『子供はなんでも知っている』


★以下の作品について、感想、当時の思い出などを募集しています。

岩館真理子『えんじぇる』『遠い星をかぞえて』『子供はなんでも知っている』『黄昏』

また、上記の作品以外にも、取り上げてほしい懐かしい作品がありましたら、
作品名と感想をお書き込みください。
投稿する!!