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一条ゆかり
『有閑倶楽部』
りぼんマスコットコミックス
(1)〜(19)
集英社文庫
<コミック版>(1)〜(10)
集英社ガールズコミックス
「有閑倶楽部」DX(デラックス)
(1)〜(9)
 良家の子女が通う聖プレジデント学園。そんな中でも、ひときわ派手で、お金持ちで、目立つ生徒会のメンバー6人。彼らは『有閑倶楽部』を結成して、様々な難問を次々と解決していく。少女まんがの女王・一条ゆかり氏のスーパーヒット作。
2007年、日本テレビ系ドラマも好評の内に最終回を迎えた。
試し読みする!!
『有閑倶楽部』第2巻の試し読みができます。
第1巻は、バックナンバーの『有閑倶楽部』(1)で試し読みすることができます。

一条ゆかりprofile
1949年9月19日、岡山県生まれ。68年に『雪のセレナーデ』で第1回りぼん新人漫画賞に入選しデビュー。代表作に『砂の城』『デザイナー』『正しい恋愛のススメ』など。来年でデビュー40年を迎えるが、現在連載中の『プライド』も大人気。“少女まんが界の女王”の地位はまさに不動。

1981年はこんな時代でした!!
●事件、出来事……北炭夕張炭鉱ガス惨事、ロッキードで小佐野被告に実刑判決、三和銀行オンライン詐欺事件
●話題、ヒット商品……英国チャールズ皇太子がダイアナ妃と結婚、なめネコ、レーザーディスク、窓際のトットちゃん
●ヒット曲……ルビーの指輪(寺尾聡)、お嫁サンバ(郷ひろみ)、ギンギラギンにさりげなく(近藤真彦)
●流行語………クリスタル族、ノーパン喫茶、ハチの一刺し、粗大ゴミ

今後、登場予定の作品
■小花美穂
『こどものおもちゃ』
ほか多数

バックナンバー
■紡木たく『ホットロード』(1)
■紡木たく『ホットロード』(2)
■紡木たく『みんなで卒業をうたおう』
■紡木たく『瞬きもせず』

■くらもちふさこ『おしゃべり階段』『いつもポケットにショパン』
■くらもちふさこ『東京のカサノバ』
■くらもちふさこ『天然コケッコー』(1)
■くらもちふさこ『天然コケッコー』(2)

■いくえみ綾『POPS』『彼の手も声も』
■いくえみ綾『I LOVE HER』
■いくえみ綾『バラ色の明日』(1)
■いくえみ綾『バラ色の明日』(2)

■池野恋『ときめきトゥナイト』(1)
■池野恋『ときめきトゥナイト』(2)

■一条ゆかり『有閑倶楽部』(1)
■一条ゆかり『有閑倶楽部』(2)
■一条ゆかり『有閑倶楽部』(3)
■一条ゆかり『デザイナー』
■一条ゆかり『砂の城』

■岩館真理子『えんじぇる』
■岩館真理子『遠い星をかぞえて』『子供はなんでも知っている』
■岩館真理子『黄昏』

■亜月裕『伊賀野カバ丸』(1)
■亜月裕『伊賀野カバ丸』(2)
■亜月裕『伊賀野カバ丸』(3)

■尾崎南『絶愛-1989-』
■尾崎南『BRONZE-ブロンズ-ZETSUAI since 1989』(1)
■尾崎南『BRONZE-ブロンズ-ZETSUAI since 1989』(2)

■槇村さとる『愛のアランフェス』(1)
■槇村さとる『愛のアランフェス』(2)
■槇村さとる『ダンシング・ゼネレーション』『N★Y(ニューヨーク)バード』
■槇村さとる『白のファルーカ』(1)
■槇村さとる『白のファルーカ』(2)

■多田かおる『愛してナイト』(1)
■多田かおる『愛してナイト』(2)
■多田かおる『デボラがライバル』
■多田かおる『イタズラなKiss』(1)
■多田かおる『イタズラなKiss』(2)
■多田かおる『イタズラなKiss』(3)

■宮脇明子『ヤヌスの鏡』(1)
■宮脇明子『ヤヌスの鏡』(2)

■柊あおい『星の瞳のシルエット』
■柊あおい『耳をすませば』
■柊あおい『銀色のハーモニー』

■宮川匡代『ONE−愛になりたい−』(1)
■宮川匡代『ONE−愛になりたい−』(2)

■松苗あけみ『純情クレイジーフルーツ』(1)
■松苗あけみ『純情クレイジーフルーツ』(2)
■松苗あけみ『純情クレイジーフルーツ』(3)
■松苗あけみ『続・純情クレイジーフルーツ』

■吉住渉『ハンサムな彼女』
■吉住渉『ママレード・ボーイ』(1)
■吉住渉『ママレード・ボーイ』(2)
■吉住渉『ミントな僕ら』

■本田恵子『月の夜 星の朝』(1)
■本田恵子『月の夜 星の朝』(2)
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おすすめリンク
名作がいっぱい!集英社コミック文庫

少女まんがアーカイブ 何十年たっても忘れられないあのセリフ、あの場面。
そんな永遠の名作を、作者のインタビューや担当者の裏話などとともに紹介するコラムです。
毎回、様々な事件が発生する内容だけに、ストーリーを練るのはさぞたいへんだったに違いないと思ったら、じつは楽勝!? その頭の中は、まさにネタの宝庫! オカルトものだって、外国ものだって、豊富な経験と想像力で、あっという間にまんがに大変身。
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『男子禁制殺人事件』では、男子禁制のスパに入り込むため、清四郎、魅録、美童の3人が女装することに! やたら背がデカイけど、みんな美すぃ〜。「当時聞いた話では、スイスの高級スパでは、夜中に『ギャー!』っという悲鳴が聞こえてくる、という怖いウワサも聞きました。それはピーリングのために顔の皮をはいだ人が、夜中、不用意に寝返りを打って、すごく痛くて叫ぶらしいの。人は美しくなるためには、どんなこともするんだなと思ったわ」
昔から好きだったアクション映画やSF小説。
『有閑倶楽部』を描く下準備はもうできていた!
『有閑倶楽部』で、アクション・コメディという新境地にチャレンジして、ファンを驚かせてくれた一条先生。でも、本人にとっては、それは特別なことでも、意外なことでもなく、むしろ必然だったよう。

「考えてみると、昔からアクションものって、大好きだったんですね。ドラマだったら『スパイ大作戦』とか『ナポレオン・ソロ』とか。友達もほとんどが男だったから、メカにも詳しいし、何か『KGB』とか『CIA』という言葉もナチュラルな感じで(笑)。

 小説も筒井康隆とか星新一とか、SF系のものをよく読んでました。あと北杜夫の『怪盗ジバコ』が好きで、ものすごくお金をかけて、おしゃぶりを盗んだりする、あのくそばかばかしい話がすごくおもしろいと思ってたの」

「自分は少女まんが家だから、商売でSFやアクションを描くつもりはなかったけれど、それをやる下準備がもう先にできていた」と一条先生。

 まさに機が熟して、あの名作が生まれたというわけだ。

「だから毎回、お話を考えるのも、最初はぜんぜん困らなかった。『はいはい、自分の趣味を出せばいいのね』って。堺正章がテーブルクロスをピューッて引くみたいに『私にもこんな隠し芸がありましたのよ、ホホホ』っていう感じだったの(笑)」

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蛇様の呪いに祟られる『幽霊なんかこわくない』。
「蛇の話は、私が小さい頃、おばあちゃんから聞いた話がベースになってるの。無人島の島が火事になったとき、隣の島へと逃げ出す大量の蛇を船頭さんが目撃したらしいの。そうしたら蛇の橋のようだったって。それを聞いて、『怖い〜っ!』って思った思い出があって、それでこの話ができました」
じつは実在するスイスの超高級スパ。
里中満智子さんと一緒に行くはずだった!!
 読者を飽きさせないスピーディな展開。手品のように、次々と登場する様々な仕掛け。何だかこちらまで、世界中で冒険しているような気分にさせてくれた。

 たとえば『男子禁制殺人事件』では、スイスの高級スパが舞台。15年も前の作品で、当時は「スパ」なんて言葉もメジャーじゃなかったはずなのに、さすが美容通!?

「スイスにお金持ちが行くスパが本当にあって、当時、いろいろ調べてたんです。羊の胎盤エキスをお尻に打つと、本当に若返るというの。今でいうプラセンタね。しかも食事が羊料理という。無駄がない(笑)。

 そこに世界中のお金持ちが飛行機をチャーターしてやってくるという話を聞いて、里中満智子さんと一緒に行く約束をしてたんだけど、結局、その話が流れてしまったんです。だからあの話はまったくの空想じゃなくて、ちゃんと取材がしてあって、そこからイメージを膨らませたものなのよ」

 クオリティが高いと評判のオカルトもの、幽霊ものにはこんな思い出がある。

「オカルトも描いたことなかったんだけど、やってみたら、みんなが『すっごく怖い』って。すごく評判がよかったので、極めてみようと思って、いくつか描きました。

 いちばん気に入ってるのは『幽霊なんかこわくない』。とにかくいっぱい蛇が出てくる話なんだけど、アシスタントさんたちに『気持ち悪いから二度と描かせないでください』って言われちゃった(笑)」

 連載を追うごとに、アイディアの奇抜さもグレードアップ。『香港より愛をこめて』では、かなり異色のシーンが飛び出した!!

「当時、毎年のように香港に遊びに行ってたもので、こんなに資料があるのに、もったいないわって描いた作品。でも、みんな下剤を飲まされて、汚物まみれになっちゃうのよね。たぶん私、ウ○チとかをあんなにたくさん描いた、初めての少女まんが家じゃないかと思う(笑)」

「最初はそんなに下品な話じゃなかったのに回を追うごとに荒唐無稽になっていって……」と語る先生の表情は、それを後悔しているというよりは、むしろ確信犯のようににんまり。
「でも、下品なこと、汚いことを描いてると、だんだん盛り上がってきて、おもしろくなってくるのよ」

 豊富な知識と豊かな想像力、そして子どものような屈託ない好奇心。それが『有閑倶楽部』の発想の源だった。
(つづく)

*毎週木曜日更新予定 次回は10月25日 一条ゆかり『有閑倶楽部』(3)

★以下の作品について、感想、当時の思い出などを募集しています。

一条ゆかり『有閑倶楽部』

また、上記の作品以外にも、取り上げてほしい懐かしい作品がありましたら、
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