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槇村さとる(まきむら さとる)
漫画家。1956年、東京都生まれ。1973年、集英社「別冊マーガレット」でデビュー。代表作に、『愛のアランフェス』『白のファルーカ』『おいしい関係』『イマジン』等、多数。現在も女性漫画誌を中心に、精力的に執筆中。
◆公式サイト『槇村さとるの穴』
http://www.hh.iij4u.or.jp/~fcs/
槇村さとる スペシャルインタビュー
1 人生の穴、落ちてみるのもおもしろい!?
2 人生最大の大穴は、人生最高の幸せ!
3 穴にはまって見えたこと、伝えたいこと
槇村さとる対談集「人生の穴ときどき落ちても大丈夫」

大好評発売中

槇村さとる・著
集英社・刊
定価:1365円(税込)
ISBN:4-08-780417-8

ラブ&セックス、精神論、遺伝子の話まで! 人気漫画家が、各界のスペシャリストたちと語り合った対談集。一コマ漫画やロングトークなど、雑誌未掲載の特典も!

詳細はこちら
槇村さとる 作品リスト

『人生の穴ときどき落ちても大丈夫』槇村さとるスペシャルインタビュー

3 穴にはまって見えたこと、伝えたいこと

男と女のコミュニケーション、それは槇村漫画の永遠のテーマでもある。対談集『人生の穴 ときどき落ちても大丈夫』の中でも、男性の対人能力や恋愛能力の無さが繰り返し嘆かれ、対する女性が彼らとどう関わっていけばいいのかという議論が続く。対談から6年たった今、改めて男女のコミュニケーションについて聞いてみた。

「うーん、しゃくかもしれないけど、いい関係を作りたいならまずは女の子がきちんと男の方を向くしかないと思いますね。相手が聞いて欲しい、こっちを向いて欲しいと思っているときにきちっと向き合って、『ああ、ちゃんと向き合ってもらうことはこんなに安心することなんだ』と、男の子に解らせないと。人は誰かにやってもらって心地よさを覚えて、それでようやく初めて“やってあげる”ことができるんです。そういうやり取りを重ねて、コミュニケーションの方法論を分かち合っていける相手なら、それはかなり相性がいい。お互いに相手から何かを学び合える、大人の関係ですね」

しかし相手が話を聞いてくれないと、つい「何で聞いてくれないのよー!」と怒りたくなるけれど……。

「そうですね(笑)。でも言っている本人は自覚していないと思うけど、それは相手を責めていることなんですよ。メッセージとしては『あなたを許せない』とか『あなたが嫌い』といっているのと同じ。それじゃあ、相手も乗ってこないよね」

では、どうやって向き合ってくれない相手を振り向かせたらいいのでしょう?

「こちらからかわいくアテンションしないと。『話聞いてくれたら逆立ちしてあげる!』とか(笑)。相手が『彼女は話を聞いて欲しいんだな』とわかればいいことですから、最初から責めちゃだめです」

ちなみに、槇村さんはどうやってキムさんにアテンションするんですか?

「キムさんは私が『猿!』というと寄ってきて、吹雪の中で抱き合って暖をとる猿の親子みたいにピタッとくっついてくれる(笑)。これは『私はいま温かさもセクシーさも何もかも足りない。心がすさんで砂漠みたいだー。充電してくれー!』というときのメッセージ。互いに仕事が忙しすぎて、相手がやけに遠く感じるときにも、言葉で伝える。すると彼は『二人の時間が欲しいんだな』と判断して、ご飯どこに食べに行こうか、とか散歩に行こうか、とデートの時間を作ってくれます」

槇村さん自身が、対談でのキムさんとの出会いによってコミュニケーションの大切さを改めて感じたのと同じように、あなたも『人生の穴 ときどき落ちても大丈夫』から、大切な何かを見つけられるはず。そんな「おもしろそうな人生の穴」なら、積極的に落ちてみたい!!

インタビュー・文/鈴木カオル
カメラ/織田桂子

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