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八田 真樹さんの 簡単!  おいしい!  幸せスイーツ

主な作り方別に手軽に楽しめるお菓子をご紹介していきます。
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焼くお菓子(7)
今回もテーマは“焼くお菓子”です。
子供のころからマドレーヌやシンプルなパウンドケーキが大好きで、今でも日ごろよく作るのは焼きっぱなしの気取らないお菓子たち。
基本となるのは、卵、粉、バター、お砂糖。シンプルなだけに、そのおいしさがストレートに出てくるので、新鮮でおいしい素材を選ぶようにしています。バターをふんだんに使うお菓子によく使っているのは発酵バター。乳酸発酵させたバター特有の深い香りとコクがあって、ぐんと風味よく焼き上がるのです。

お菓子を作るようになって、焼き型を少しずつ買い足していくのも楽しみになりました。一番の宝物は母から譲り受けた18cmのシンプルな丸型。30年以上使い込まれて、今では味のあるアメ色になっています。素朴な焼き菓子には、そんな懐かしいような、味のあるおいしさがぎゅっと詰まっているように思うのです。



「材料」
材料は新鮮なものを。バターはお菓子によって食塩不使用と発酵とを使い分けています。
「オーブン」
働きもののガスオーブン。焼いている途中に何度も覗き込んではニンマリ。
甘い香りがオーブンから立ちこめてくると、それだけでもう幸せな気持ちになりますよね。私にとって一番のアロマ効果を発揮しているのが、オーブンかも。キッチンでは一日中オーブンがフル回転で頑張ってくれています。
「焼型」
収納しきれなくなっても、新しい型を見るとやっぱり連れて帰ってしまうのです……。
抹茶のクッキー
今月は抹茶のクッキー。
焼き菓子の定番、クッキーはシンプルなおいしさが魅力。作り方もいたってシンプルで、材料をちょっとずつ変えてあれこれ楽しんでいるうちにバリエーションも随分と増えました。
冷凍保存ができるので、冷凍庫にはいつでもクッキー生地が入っています。ふだんは手でコロコロ丸めたり、棒状にしてからカットすることが多いけれど、この抹茶のクッキーはいつも花の型で抜きたくなるのです。
半分は焼きっぱなしで、半分は粉砂糖を振ってちょっぴりおめかし……がお決まりのスタイル。



ほんのりほろ苦いサクサククッキーは、紅茶にも日本茶にもよく合います。キャンディみたいに一つずつそっと包んでみたら、お茶の時間がいつもより少ししゃんとしたみたいで、うれしくなりました。
ポイント(1)
生地は練らないこと。まとまってきたらボウルから取り出して手で押さえるように整えます。
ポイント(2)
生地はラップ2枚ではさんでのばすと、打ち粉入らずで抹茶の色がきれいに出せます。
【材料】
・無塩バター 120g
・粉砂糖 80g
・卵黄 1個分
・薄力粉 140g
・アーモンド粉 60g
・抹茶 小さじ4
・塩 1つまみ
【下準備】
・薄力粉、抹茶は合わせてふるっておく。

1
バターは室温において軟らかくしておく。
2
ボウルにバターを軟らかく練り、粉砂糖、塩を加え、泡立て器でよくすり混ぜる。
3
卵黄を加えて混ぜる。
4
アーモンド粉を加えて混ぜる。
5
薄力粉と抹茶を合わせてふるい入れ、ゴムベラでサックリと混ぜる。
6
ひとまとめにし、ラップに包んで冷蔵庫で30分ほどやすませる。
7
生地をラップ2枚ではさみ、1cm厚さにのばす。
8
型で抜き、オーブンシートを敷いた天板に並べる。170℃に温めたオーブンで8〜10分ほど焼く。
9
粗熱が取れたら、網に取って冷ます。お好みで粉砂糖を振る。

製作・撮影 八田 真樹
お菓子研究家。趣味が高じて、カフェにケーキを卸し始めたのをきっかけに、本格的にお菓子の世界に。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユでも学ぶ。

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