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八田 真樹さんの 簡単!  おいしい!  幸せスイーツ

主な作り方別に手軽に楽しめるお菓子をご紹介していきます。
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焼くお菓子(2)
今回もテーマは“焼くお菓子”です。
子供のころからマドレーヌやシンプルなパウンドケーキが大好きで、今でも日ごろよく作るのは焼きっぱなしの気取らないお菓子たち。
基本となるのは、卵、粉、バター、お砂糖。シンプルなだけに、そのおいしさがストレートに出てくるので、新鮮でおいしい素材を選ぶようにしています。バターをふんだんに使うお菓子によく使っているのは発酵バター。乳酸発酵させたバター特有の深い香りとコクがあって、ぐんと風味よく焼き上がるのです。

お菓子を作るようになって、焼き型を少しずつ買い足していくのも楽しみになりました。一番の宝物は母から譲り受けた18cmのシンプルな丸型。30年以上使い込まれて、今では味のあるアメ色になっています。素朴な焼き菓子には、そんな懐かしいような、味のあるおいしさがぎゅっと詰まっているように思うのです。



「材料」
材料は新鮮なものを。バターはお菓子によって食塩不使用と発酵とを使い分けています。
「オーブン」
働きもののガスオーブン。焼いている途中に何度も覗き込んではニンマリ。
甘い香りがオーブンから立ちこめてくると、それだけでもう幸せな気持ちになりますよね。私にとって一番のアロマ効果を発揮しているのが、オーブンかも。キッチンでは一日中オーブンがフル回転で頑張ってくれています。
「焼型」
収納しきれなくなっても、新しい型を見るとやっぱり連れて帰ってしまうのです……。
ごまのチュイル
今月はごまのチュイルです。
“チュイル”はフランス語で“かわら”の意味。まさに日本のかわらせんべいに似たクッキーです。プレーンのままで焼いたり、アーモンドを入れたり、和のテイストでごまやほうじ茶を入れたり……。作り方は材料をどんどん混ぜていくだけでとっても簡単だから、アレンジも手軽に楽しんでいます。
特にごまのチュイルは香ばしくてお気に入り。びっくりするくらいたくさんのごまが入って、栄養的にも◎です。
できるだけうすーくうすーく広げると、軽い食感に焼き上がります。かわら型にする時は、まだ熱いうちにカーブをつけるのがポイント。冷めると割れやすいので、一度にたくさん焼かずに、天板1枚分ずつ焼いてください。


でも、実のところ形をつけずにそのままにしてもかわいいのです。たくさん焼く時は平たいままで、ダーっと焼いています。
ポイント(1)
粉砂糖はダマにならないようにふるって加え、すっかり溶けてなじむまでよく混ぜます。
ポイント(2)
熱いうちにカーブをつけます。めん棒がなければ、ラップなどの芯を使っても。
【材料】 24枚分
・卵白 30g
・粉砂糖 40g
・薄力粉 30g
・無塩バター 20g
・白炒りごま 40g
・黒炒りごま 40g
【下準備】
・粉砂糖、薄力粉をそれぞれふるっておく。
・バターは溶かしておく。
・オーブンを170℃に温める。

1
ボウルに卵白を入れ、泡立て器でほぐす。粉砂糖を加えてよく混ぜる。
2
溶かしバターを加え、よく混ぜる。
3
薄力粉を加え、なめらかになるまで混ぜる。
4
炒りごまを加え、ゴムベラでさっくりと混ぜる。
5
オーブンシートを敷いた天板に、(4)を間隔を空けて落とす。生地がつかないように、フォークの背に水をつけながら薄く円形に広げる。
6
170℃で6〜7分ほど焼く。オーブンから取り出したら、熱いうちにめん棒などにのせてカーブをつける。

製作・撮影 八田 真樹
お菓子研究家。趣味が高じて、カフェにケーキを卸し始めたのをきっかけに、本格的にお菓子の世界に。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユでも学ぶ。

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