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主な作り方別に手軽に楽しめるお菓子をご紹介していきます。
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冷やすお菓子(1)
今回からのテーマは“冷やすお菓子”です。
焼きかげんを気にすることもなく、失敗が少なくて作りやすいのですが、ちょっとしたコツでよりおいしくなります。ゼラチンの上手なふやかし方や加え方、寒天の火の入れ方など……レシピを参考に、こうしたポイントをマスターしてくださいね。

冷やすお菓子はいつでも気軽に作れるし、前もって準備しておけるので、おもてなしのデザートにもよく登場します。いろいろな型で遊んだり、ボウルごとテーブルにどーんと出して、大きなスプーンで取り分けたり……どんな出し方にしようかあれこれ考えるのも楽しいのです。



「ゴムベラ」
冷やすお菓子には出番の多いゴムベラ。耐熱性だとお鍋の中でも使えて便利です。
「型」
型に入れるだけで、ぐんとおもてなしの雰囲気になります。はずす瞬間がたまらない……。
それと、重宝しているのがジャムビンなどのガラスの空きビン。ラベルをはがすと思いがけず素敵な形だったりして、いろいろな“ひんやりビン”を作っては、“かわいい!”とにんまりしてます。(笑)
季節の果物を合わせたり、チョコレートやコーヒーを加えたり……アレンジしやすいのもいいところ。暑い季節だけじゃなく、1年中楽しんでくださいね。

「ガラスビン」
重宝しているガラスビンたち。フタをしてそのままプレゼントすると喜ばれます。
オレンジのババロア
“ババロア”というとなんだか懐かしくて、優しくて、とってもおいしそうに聞こえませんか?
子供のころ、ババロアというと大きなリング型で作ったバニラのババロア。冷蔵庫に入っているとうれしくて、わくわくしながら何度も覗き込んでいました。大人になった今でもそれは相変わらず……ババロアを作るとうれしくて、つい何度も覗いてしまうのです。
このオレンジのババロアはリキュールの香りをほんのりきかせた、どちらかというとちょっと洗練された感じ。それでもやっぱり懐かしくて、優しい口当たりのババロアです。

シロップで煮たオレンジはアイスクリームに添えたり、パンケーキに合わせたりしてもおいしいですよ。
ポイント(1)
木ベラを指でなぞってチェック。クリームが垂れずになぞった跡が残ればOK。(6)
ポイント(2)
生クリームと同じくらいのとろみをつけるときれいに混ぜ合わせることができます。(9)
【材料】
ババロア生地
・卵黄 3個分
・グラニュー糖 80g
・オレンジ果汁 100ml
・牛乳 200ml
・生クリーム 200ml
・板ゼラチン 8g
・コアントロー 小さじ2
オレンジのシロップ煮
・オレンジ 1個
・グラニュー糖 70g
・水 150ml
・コアントロー 大さじ2
【下準備】
・オレンジ果汁は100%果汁のオレンジジュースでも可
・板ゼラチンは粉ゼラチン10g(水大さじ4に振り入れてふやかす)でも可

1
オレンジのシロップ煮を作る。鍋にシロップの材料を入れ火にかけ、砂糖が溶けたらスライスしたオレンジを入れる。
2
オーブンシートで落しブタをして煮る。皮が軟らかくなったら火からおろし、そのまま冷ます。
3
ババロア生地を作る。板ゼラチンを氷水に浸して戻す。(溶けやすいので、必ず冷たい水で戻すこと)
4
鍋にオレンジ果汁、牛乳、グラニュー糖(1/2量)を入れ、混ぜながら沸騰直前まで温める。
5
ボウルに卵黄、残りのグラニュー糖を白っぽくなるまですり混ぜる。(4)を注ぎ、手早く混ぜる。
6
鍋に戻し、絶えず混ぜながら中火にかける。かるくとろみがついたら火からおろす。(煮立たせないこと)
7
板ゼラチンの水気を絞り、(6)に加える。
8
こしながらボウルに移し、コアントローを加える。
9
氷水に当て、時折混ぜながらとろみがつくまで冷やす。
10
別のボウルに生クリームを入れ、泡立て器のすじが残るくらいに泡立てる。
11
(9)に生クリームをひとすくい加え、混ぜ合わせる。
12
(11)を生クリームに戻し入れ、優しく混ぜ合わせる。
13
器にオレンジのシロップ煮を側面に貼りつけ、(12)を入れる。冷蔵庫で冷やし固める。

製作・撮影 八田 真樹
お菓子研究家。趣味が高じて、カフェにケーキを卸し始めたのをきっかけに、本格的にお菓子の世界に。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユでも学ぶ。

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