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ことさら最近のブームというわけでも…というような書き出しで今までも何回か書いたと思う。
自分の中で、たしかに言葉通り「急騰する」ようなそれこそ今月のブームもないわけではないけれど、ほとんどのブームは最近にわかにというよりもずっと継続的なものが多いように思う。
だからまたしても特に「今月の」ではなくて、ずっとブームのものです。
そんなのブームとは言えないんじゃないかと思っていたら、先月伊藤まさこさんも、「『今月のマイブーム』ではなくて「ずっとマイブーム」なのですが…。」と書いてらっしゃった。
あーよかった。そうだよね。そんなに毎月ブームはやってこないよ。
で、今月の「ずっとマイブーム」は、白い食器です。
陶器、磁器、どちらも白い食器が結局はいちばん好きだし、所有数も他の色や柄ものと比べて圧倒的に多い。圧倒的どころか、ほとんどが白か、それに近い色のもの、と言ってもいいぐらい。
その中でも特に気になるのが、古い大量生産のものだ。
ヨーロッパやアメリカの業務用や軍もの、日本製の輸出用のものなど、形は規格に揃っていながらも、質感や表情は無骨で不器用でけっして完全とは言えない。
そのバランスがなんだかぐっとくるのだ。
ここでポイントなのは大量生産ということ。
精も魂も込めまくったような、世界に一点だけの作家ものの白い皿にはあんまり興味はない。
大量生産ラインで一生懸命まったく同じように作られたものなのに、製造技術の拙さやその後の使われ方によって、1個ずつ違うものになっている、でも大枠ではみんな同じ形、そこが最高に好きだ。並んでいる姿もとても好きだし、人が大勢来た時にそれぞれに出す時にもうれしい。みんな同じ皿のようでぜんぶ違う、違うようでみんな同じ。
だから、ある時から今までずーっとブームだし、これから先もブームです。
でもやっぱりそれはブームとは言えないよな、とも思う。 |
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