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最近コンロが気になる。というよりも最近「家」が気になって、その中でもキッチンが気になって、さらにその中でもコンロが気になる、という、大きなモノからどんどんマトリョーシカ的に中の小さなモノに焦点が合わさっていった結果の話なのですが。
家を買おうと思っているとか建てようと思っているとかいうことは、今のところ具体的にはまったくないし、友達が最近家を建ててそれに刺激されたということも特別ないのですが、それでも最近、生活の基盤である「家」が気になっていて、コンロに行き着いたわけです。
で、ずっと使っている家のコンロは、引っ越しを決める時からかなりのお気に入りで、見た目にムダなところや嫌なところがひとつもない、そうそうは見つからないすばらしいシロモノなのですが、最近そうやって家をもっと気にした目で見たら、やっぱりとても好きだなあと思いいたったのです。
つまり、ただコンロが気になるというよりも、ずっと使っていて好きだった自分の家のコンロが改めて最近またとても気になる、と、そういうややこしい話なのです。
どこの国のものかはわからないけれど外国製で、どこまでもシンプルでなんでもなくて、そうとうでかいのに口は4つしかない潔さや、ホーローびきとステンの絶妙さや、つまみの大きさやちょっとしたマークにいたるまで、とにかくどこをとってもすべてがなんともうれしいやつなのです。
その上ものすごーく火力も強くてすこぶる使いやすい、というほど話はうまくはいかなくて、いちばん大きい口でも火力はたいしたことないし、点火のボタンだけ別のとこにあったり、オーブンなんかサーモスタットもついてなくてケーキを焼いているあいだじゅうずっと緊張を強いられたり、いかにも外国の、まああんたそんなにものすごい火力やいろんな機能よりも、すっきりとでかいということでいいでしょ? と大らかに笑っておしまいで、道具としても最高、とは言いません。
ただ、けして、かっこいいから使いにくくても許せる、という類いのモノではなくて、必要にしてじゅうぶんとはこのことだよな、と思えるものでもあるのです。
仕事でたまに業務用のコンロを使うと、その圧倒的な火力にすっかりシビれるし、鉄板なんかすぐにアチアチになってほんとうにストレスフリーだけれど、でもこのちょっとの不自由さと絶対的ななんでもなさが、やっぱりつくづく好きです。
ちなみに仕事場のコンロもどこのかわかりませんが、外国製のシンプルでなんでもない、いいやつなのですが、ステンのかんじがぼくにはちょっとクールすぎるので、家のやつにはかないません。 |
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