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ここ1年ぐらい、ほとんど毎日持ち歩いている楽器がある。それがパンデイロ。
だれがどこから見てもタンバリン。でも正式名称はパンデイロ。ブラジルの楽器だ。
ブラジルの楽器だけれど、でもパンデイロを知ったきっかけは、ラテン方面とはあんまり関係ない、ミュージシャンの友達だった。
ある日彼が遊びに来たときに、パンデイロを持っていた。「タンバリンなんか持ってどうしたの?」と聞くおれに、彼はニヤリと笑って、唐突に叩きだした。その音に心の底からびっくりした。
まるでフルセットのドラムだった。
見た目はまるっきりちびっこの頃に遊んだタンバリンなのに、音はドラムの音だった。
それからすぐにパンデイロを手に入れて、今日までほとんど毎日叩いている。
もうほんとに免許証かパンデイロかというぐらいに毎日携行している。電話を忘れてもパンデイロは忘れない。ちなみに今日も電話を家に置いてきた。みんなごめん。でもパンデイロは持っている。見た目からして、いかにもやりそうなごたいそうな楽器がかっこいい音を出すのは当たり前だけれど、こんなばかばかしい見た目なのにものすごくかっこいい音がするなんて。そのバランスが最高に最高に好きだ。
ものすごく上等の服を着て世界を股に活躍するやつよりも、テレテレのTシャツで世界を動かすパンデイロみたいな男になりたいと思う。
パンデイロの音は“マルコス・スザーノ”という人のCDで聴けます。
でも機会あらばぜひ生で聴いてもらいたいものです。ラテン系のバンドなどにはパンデイロを叩く人がいるかも。ちなみに、かつてセルジオ・メンデスを観た時に、ものすごいパンデイロ使いがいました。 |
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