金子貴俊さん
Profile
金子貴俊(かねこ・たかとし)
1978年東京都生まれ。2000年、「死者の学園祭」で映画デビュー。2001年、映画「ウォーターボーイズ」早乙女聖役でブレイク。主な出演に映画「あずみ」、ドラマ「空から降る一億の星」「すいか」、バラエティ「踊る!さんま御殿」「世界ウルルン滞在記」など。今後は、4月8日(木)スタートのバラエティ「天才!志村どうぶつ園」、4月10日(土)放送のドラマ「東京ワンダーホテル」(両方とも日本テレビ系)、映画「オモヒノタマ〜念珠〜茸狩り」(’04年5月公開/主演・木元一樹役)などに出演する。

★金子貴俊ファンクラブ「僕党」
 TEL:03-5457-1489

金子貴俊オフィシャルサイト
オフィシャルサイト
http://www.orions-net.com/greenjungle/
indexgreen.html
「僕が笑っている理由(わけ)」
「僕が笑っている理由(わけ)」
「僕が笑っている理由(わけ)」 集英社・刊
定価:740円(税込)
ISBN:4-08-650061-2
ドラマやバラエティで活躍の若手人気俳優・金子貴俊。彼が見せるソフトなキャラクターの影には、思いがけない少年時代の体験があった…。「あの頃」の思いを自身の言葉で書き下ろした力作。
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VOL.1 悩んだ日々をちゃんと書くことで、誰かが共感してくれたらいいな
VOL.2 茶道、乗馬、サーフィン、パソコン、水泳……僕が多趣味な理由
VOL.3 俳優として、人間として、もっと大きくなりたい
VOL.4 愛犬・ビジンとの暮らしは、てんてこ舞いの大忙し!
金子貴俊スペシャルインタビュー
「僕が笑っている理由(わけ)」
VOL.4 愛犬・ビジンとの暮らしは、てんてこ舞いの大忙し!
「僕が笑っている理由(わけ)」
「ビジン! こら、ビジン!」

インタビュー中、金子さんと取材スタッフの間をちょこまかしていたのは、金子さんが現在熱愛中の(?)、愛犬‘ビジン’ちゃん。ウルルンな瞳がキュートなケアンテリアの女のコです。

「飼い始めたのは、2年前、父を亡くした寂しさを埋めるためでしたが、いざ飼ってみたら思った以上に大変でした! 夜泣きならぬ‘夜吠え’をするので、最初の一か月はほとんど眠れなかった・・・・。それに、どんなに疲れていても散歩に連れていったり、遊んでやったりしなくちゃならないでしょ? 犬の世話でさえ、こんなに大変なんだから、子どもを育てる大変さはもっと、なんでしょうねぇ。父と母の気持ちがほんの少し、わかったような気がしています」

とメロメロな笑顔で話す金子さんですが、実はビジンに対して、結構厳しい飼い主です。決して甘やかしたりしません。それはどうしてかというと・・・・。

「僕、甘えた人生を送っていたら、いろんなことをうれしいと思えなかったんじゃないかな、と思うことがあります。物事はいつも思い通りにいくわけじゃありませんよね。だから、大抵うまくいかないもんだと思っていれば、たまにいいことがあった時、すごくうれしい!と思えて感謝の気持ちでいっぱいになる。だからビジンにも、‘幸せ’に敏感になって欲しい。ちっちゃな幸せだったとしても、なんかうれしい!と感じて欲しくて。うれしいとね、ビジンってば、言葉ひとつひとつに反応するんですよ」

なんだか、叱る時はビシッと叱ってくれる、本当はやさしくて頼りがいのあるお父さんみたい。

「将来、家庭を持ったら、家族を守りつつ、次のステップへ進みたいな、と思ってるんです。だって、壊すのは簡単だけど、ちゃんと手に入れるのが難しいのが家族だと思うから。今はもちろん、そんな余裕は全然ないので仕事に全力投球ですけどね。まずは仕事をひとつひとつ、着実にこなしていきたい」

本を出版するにあたり、かつての実家に近い目黒不動の絵馬に「目指せ、10万部」と書いてきた、という金子さん。どうせなら、目指せ100万部!と、どーんと大きな数字を書いてきても良さそうなのに、堅実な素顔がうかがえるエピソードです。

「え? 僕って堅実ですか? 早いうちから一人暮らしをしているから、もしかするとそうなのかなあ。でも、あまりに大きな目標を掲げるのは、本気で夢を叶えるつもりがないように思えるんです。100万部なんて大ベストセラー、絶対ムリでしょ。最初は1万部って書こうと思ってたくらいなんですから(笑)。でも、目標だからもっと大きく、と。10万部だって、本としてはすごく大きな数字とわかっています。でも、すごくがんばればもしかしたら・・・・と希望が持てる数字でもあると思うんですよね」

と言って、しばらく考え込み、最後にこう付け加えてくれました。

「自己防衛本能が強いのかもしれません。いかにミスしないか、というのが常に念頭にあります。一度、仕事で失敗したらもう仕事がこないかもしれない。そういう思いがあるので、今は冒険できないかな。まだ26歳なんだから‘攻めて攻めて’でいいんじゃない?と思う人もいるだろうけど、それができる人はすごく幸せだと思う。僕はやっぱり築いてきたものを失うのが怖いから、現実的なきっちり目標をこなして大きな目標に近づく、というスタンスでやっていきたいと思います」
インタビュー・文/中沢明子
写真/三宅数
ヘアメイク/近藤英雄
スタイリスト/鬼束香奈子


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