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伊藤まさこ(いとうまさこ)
1970年、横浜生まれ。文化服装学院卒。料理・雑貨スタイリスト。「もともと、裏方として仕事をするのが大好き。本を出すようになって機会が減ってしまったけど、スタッフの一人として雑誌などに関わる仕事をこれからも続けていきたいな、と思っています」。なお、LEEで好評連載中の「毎日がこはるびより」をまとめた本が、この秋に集英社から発売予定。
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伊藤まさこ 著
集英社 刊
定価:1470円
ISBN:4-08-333031-7 |
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| LEEをはじめとした女性誌で人気の料理・雑貨スタイリストが日々楽しむ、「布のある生活のすばらしさ」とは。キッチン、居間、ベッドルーム。あなたの日常生活の場を、この一冊で楽しく変えてみてください。 |
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伊藤さんの「リネン好き」は、インタビューの第2回でたっぷりご紹介したとおり、ベルギーの工場まで出かけるほどの筋金入りです。そこで出合ったリネンは、「マスターズ・オブ・リネン」と呼ばれる、リネンの王様なのだとか。
「品質の良いリネンの値段は高価で、とても気軽に買える値段ではありませんが、納得しました。おろしたてはゴワゴワしているリネンが多いのに、品質が良いリネンは糸が細く、最初からしっとりしているんですよ。それで、思い切って買ってみたシーツは本当に肌触りが心地よくて、ぐっすり眠れるようになりました。娘の胡春も、洗いざらしのリネンが大好き。頬ずりしながら『気持ちいい!』って言っています(笑)」
「最初は手頃なリネンから始めて、気に入ったら、ちょっとムリしてでも高品質のリネンを買ってみてくださいね」とは、リネン・フェチ(?)の伊藤さんからのアドバイス。ところで、フェミニンでほんわかとした雰囲気の伊藤さんですが、「性格はどちらかといえば、男っぽいほうかも?」と自己分析していたのが、ちょっと意外でした。
「なんだか私をすごくきちんとしている人、と思ってくださっている方がいるんですが、全然そんなことないです。部屋の掃除や整理整頓も、たまにどうでもよくなることがあって、そんな時はもうめちゃくちゃです(笑)。それから、私は買い物がすごく早いんですね。全然、迷わないの。男性って女性の買い物にイライラする人が多いと思うのですが、あれこれ悩むタイプの女の子と買い物するのは私も苦手で・・・・。夫も、その点は助かったと言っていました(笑)。だから、買い物は一人ですることが多いんです」
買い物は「ひとめぼれ」で決めることが多いけれど、「失敗」はほとんどないのだとか。
「もちろん、10年くらい前までは、買ってから『しまった!』ということはありました。でも、ちょっと大人になって、自分が好きなもの、必要なものがわかってきたのだと思います」
そして、「好きなもの」だからこそ、機会があるごとに大切な人にどんどんあげてしまう、というのが伊藤さんらしい。
「センチメンタルじゃないので、手放したくない!とは思わないんです。友達に手作りジャムのお土産を持っていったり、お借りしたものをお返ししたりする時に、気に入って買ったクロスに包み、麻ひもでぐるぐるっと巻いて、『ありがとう』の気持ちを込めて差し上げます。相手の方もとても喜んでくださいますよ。それでいいと思うんです」
そんな伊藤さんの素顔が垣間見えた一瞬がありました。この取材の撮影時に履いていた、左足だけにリボンがついた“アシンメトリー”のサンダル。ちょっと変わったおしゃれな靴、と思ったら・・・・。
「え、これ? あの〜、単に右はリボンがとれちゃっただけです(笑)。まあいいや、なんて思って履いてきちゃいました」
「私はいつもこんなふう。ね、ちっともきちんとした性格じゃないでしょう?」と、ちょっぴりバツが悪そうに笑って言った伊藤さん。でも、片方のリボンがとれたサンダルは、かえって伊藤さんらしくてキュートでした。「こうでなくちゃいけない」なんて決め付けは一切なし。このゆったりしたおおらかさが、伊藤まさこさんの人気の秘密なのかもしれません。
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インタビュー・文/中沢明子
カメラ(伊藤さん分)/関 俊也 |
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