Ichijo Yukari Profile
1949年岡山県生まれ。中学時代からマンガを描き始め、1967年第1回りぼん新人漫画賞準入選、翌68年『りぼん』で受賞作『雪のセレナーデ』でデビュー。代表作に『デザイナー』『砂の城』『有閑倶楽部』『正しい恋愛のススメ』など多数。特に恋愛マンガのヒット作を次々と生み出している。デビュー35周年にあたる今年6月には自伝的エッセイ『恋愛少女漫画家』(集英社be文庫)も出版した。
vol.1
vol.2
vol.3
実戦! 恋愛倶楽部実戦! 恋愛倶楽部
著者:一条ゆかり
●集英社刊
●定価:1365円(税込)
●ISBN:4-08-780383-X C0095
雑誌『MORE』連載時から大反響を呼んでいた恋愛エッセイが待望の単行本化。恋のピンチの脱出方法、浮気や不倫の解決策、見えない男心の操縦法などなど、痛快かつ明快な「恋の掟」がズバリわかる!
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作品リスト
一条ゆかり スペシャルインタビュー
タイトル
 数々の恋愛マンガをヒットさせ、新刊エッセイ『実戦!恋愛倶楽部』でも、男心の見事な分析を披露してくれた一条ゆかり先生。さぞかし実生活でもステキな恋をしているに違いない!……と思ったら、「それが私自身は恋愛にのめりこめない体質なの。形状記憶マンガ家らしくて、仕事に戻ると、すぐ忘れちゃう(笑)」んだそう。

「マンガ家って、いつも登場人物の気持ちとか行動とか考えてるから、相手の気持ちがわかっちゃうんですよ。たとえば彼が浮気したとする。私だって取り乱してみたいですよ(笑)。でも、『結局、こういうことね』って自分の中でシミュレーションして考えて、どんどん冷静になってっちゃう。で、気付くと相手に説教してたりして(笑)。
 そりゃ20代の頃は、恋愛して、振り回されたこともありましたよ。仕事中、彼に呼び出されて、理不尽な理由で、一方的に別れを告げられて……。帰って来て、原稿を描かなくちゃならないんだけど、涙がポロポロとこぼれてきて、原稿がにじんじゃう。仕方なく、涙よけに、目の下にタオルを巻いて、仕事したんです(笑)。
 で、そのとき、トイレに行こうと立ち上がって、ふと鏡を見たんです。そしたら、そこに映った自分の姿が、あまりにマヌケで、一気に冷めてしまった(笑)。しかも気がつくと、鏡見ながら、『へぇ、涙って、こんなところから出るんだ〜』なんて観察してる自分がいたんです。つくづく、『自分はマンガ家なんだなぁ』と思いました(笑)」


 今では、「恋愛は私にとって、目の前にぶらさげたニンジンみたいなもの」と笑う。

「仕事が終わったとき、楽しいことがある!そう思えば、仕事にも張りがでるでしょう?私が暇なときには、ずっと一緒にいてくれて、忙しいときはひとりでいてくれる、そんな都合のいい男、どっかにいないかな?(笑)」

 一見、ドライだけど、先生のように、本当の意味で独立した女性は、男性から見ると、やはり刺激的。実際、「一条先生は、かなりモテるらしい!?」というウワサも耳にする。

「違う、違うの。それは私が“ろくでなし”好きだからなのよ。“ろくでなし”っていうのは、昔、すごく遊んでて、今はすっかり、こなれてるような男。そういう男の人は、女の扱いに慣れてるし、遊んでて楽しいから大好きなんだけど、彼らは、普通の男より、受け入れる女のキャパが広いのよ!(笑)
 だから、私はモテるんじゃなくて、私を好きになるような男にしか、いかないってこと。それで命中率がいいだけ。“恋愛の達人”なんて言われるけど、それは誤解。私はあくまて“恋愛マンガの達人”なんです(笑)」
インタビュー・文/佐藤裕美
カメラ/渡部伸


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