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ハチミツとクローバー@s-woman.net

──映画で自分の絵を見た感想はどうですか?

いくら天才とはいえ、二十歳の女の子が描いた絵にしては、ちょっとオトナっぽいなと思いました。でも『絵を描くことの自由さ』みたいなものが絵に出てたから、それでいいかなと感じました。天才のはぐちゃんの、絵って簡単に描けるじゃん……っていう感じが出てればとりあえずいいんじゃないかなって。

──MAYA MAXXさんが見て『ハチクロ』の中で好きなキャラクターはありますか?

森田、タイプですよ、あの中では(笑)。何も気にしないっていう感じ。一緒に遊べるのは森田かな。でも、ものすごく嫌いになるかもしれない、お互いに。似たもの同士だから(笑)。

──竹本のように『自分探しの旅』をしたことはありますか?

しましたよ。それは長かったですよ。大学を卒業してから、絵を描くまでの2年間は、何をしたらいいのかと考えてブラブラしてました。そんなある日、弥生画廊の前を通りかかったとき、すごいキレイなものがあるなと思って近づいてみたら、有元利夫さんの絵だったんです。それを2時間くらい見て、帰り道に画材屋に行って「絵を描きたいんですけど、何を買えばいいでしょう」って店の人に聞いて、ホントにその日に絵を描き始めたんです。それが運命ですかね。それから絵を描けるものだけ描いて……独学でずっとやってきました。絵はうまくならないですねぇ。だから、私、いまだに横顔描けないもの(笑)。漫画家にはなれないですね。

──映画のおススメのポイントはありますか?

海がいい。なんか、すごーく切ない感じに撮れてるよね。あと、テンポ感がすごくよかった。この映画は、若い人より、青春を失った我々ぐらいの世代が見ると、胸がキュンと来る映画なんだよね。よかったねー、あの頃はって(笑)。これを若い人たちが見て、「なんかおもしろそう」って絵を描く人や彫刻をやる人が増えるといいなと思ってます。最近、時間がかかるからって、絵や彫刻をやる人が減ってるんですよね。絵や彫刻をクローズアップしている……それだけで、すごい感動でしたよ。ああ、よかったって。ありがとうって。

 
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© 羽海野チカ ©2006『ハチミツとクローバー』フィルムパートナーズ