── 高田監督とは、原田理花という役について何か話されましたか?
西田 「理花はすごくか細い声なんだけど、人に声が届こうが届くまいが関係ないと思っている感じがあるんです」というようなことを。一応、何か言ってはいるんだけど、それは周りの聞きたい人が拾って聞いてくれてるだけで、別に聞いてくれなくてもいい、という。そうした人を寄せ付けない雰囲気が出ればいいな、と思って演じていました。
ふつうは伝えようと思って声を出しているわけだから、伝えなくていい感じに話す、というのはかなり難しかったです。しかもその言葉が、真山君には拾われないといけないから。
── 理花さんと西田さん自身で似てるところってありますか?
西田 ないです(きっぱり)。なかなかいない感じの人だと思いますし。
── そのなかなかいない理花さんの、どこに真山はほれたんでしょう?
西田 ほうっておけないんじゃないですかね。覇気がなくて、生きているかどうか分からない感じも含めて。多分、学校の同級生は、やりたいことががあって、生き生きと目標に向かっている人が多いわけでしょう? そんな中で、彼女はすごく大人の女性で、あまりいないタイプで。そういうところに多分ぐっときているんだと思います。
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