





肉ギャラリー――そう名づけたくなるような、格好いい陳列 撮影/大槻夏路

肉をさばく店長・謙一さん。「安心で旨い牛肉」を追求する
『中勢以』は、日本でも数少ない熟成肉の専門店。
最高級の但馬牛をまるごと一頭仕入れ、一定温度にした熟成庫内で、4〜8週間寝かせる。口がとろけそうに柔らかいのは、熟成期間内に、肉の中の酵素の働きで繊維がゆっくりと壊れていくからだとか。肉の塊のまま出しているため、肉独特の臭みも全くない。もともと加藤中謙さんが昭和56年に始めたお店で、この玉川田園調布のお店は、息子の謙一さんが担当し、全く新しいスタイルを確立している。肉について学ぶため、アメリカに留学したほどの本格派で、質問すればするほど、肉の奥深さを教えてもらえる。
オープニング・レセプションでは店内の肉はすべて生で食べられ、次々と試食させてもらう。まずはそのまま。次は塩。そしてオリーブオイルをつけて…。部位によって、味や香りの個性がはっきりしていて、合う調理法、調味料も違うよう。入ってすぐのケースにある、人気イタリアンシェフが手がける、パテも必食。全体的に通常のお肉屋より、少々値がはるが、クオリティからいくと、至極真っ当。これからの季節ホームパーティやおもてなしなどにも、自慢ができる一品として重宝しそう。



お肉は部位ごとにディスプレイされ、購入すると竹の皮に包んでもらえる
「もし家が近くにあったら、毎晩ナカセイさんの肉&ワインで幸せな時間が過ごせるのに〜」。と引越し計画までもが頭をよぎるほど、虜になってしまった私。とりあえずは、週末、玉川田園調布界隈に出没することが増えそうなことは、確実です。
東京都世田谷区玉川田園調布2−8−1
03-5755-5699









