

30〜40歳ごろに発症し、そのほとんどが女性の方に限られています。閉経後の女性にはあまり見られなくなることから、女性ホルモンとの関連が考えられています。LEE世代は、そろそろ肝斑ができ始める年代とも言えますね。妊娠中、女性ホルモンが非常に活発に分泌される時期に、できましたという方が多いのも特徴です。女性ホルモンの分泌が多い方にできやすい傾向も見られますので、私は「肝斑は女盛りのシミですよ」とも言ってるんですよ。できる位置は顔のみです。骨格と関連があるので、両ほおのほお骨に沿ってとか、左右対称にできる場合が多いですね。また、紫外線も肝斑を悪化させる一因と言われ、UVケアは必要。過去に強い紫外線をたくさん浴びた経験のある方は出やすくなることもあるので、要注意。
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40歳女性の肝斑の症例です。左右対称に、目の回りを避けて、目の下をほお骨に合わせて縁取るように薄く広範囲に現れています。肝斑の最も特徴的な症例 |
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37歳女性の肝斑の症例です。こちらも左右対称。ほお骨に沿って、筆でしゅっと細長く描いたようにできています。色は薄い褐色。面で広がったようなタイプとは異なります |
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肝斑ができるのは顔のみ。骨格の出っ張りに沿うように左右対称に、目の回りを避けてできるのが特徴です。
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両ほお骨の上に左右対称に、もやっと広範囲に広がってできる蝶の羽のような形の肝斑 |
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両目尻の下あたりにできた肝斑。範囲が小さいことから「チビ肝斑」とも呼ばれる |
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こちらもほお骨に沿ってできた肝斑。筆でしゅっと描いたように細いラインでできる |
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両ほおに、ほお骨あたりに左右対称にできているが、大きさが左右で違う場合も |
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両ほおのほお骨付近のほかにも、額や口の回りにも出たタイプも |
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老人性色素斑と呼ばれる加齢によってできるシミの主な原因は紫外線です。日光に繰り返し繰り返し当たることで生じる皮膚の老化現象と考えてください。通常、この現象を光老化と言いますね。つまり光によって肌が老化することで現れるシミというわけです。こちらは女性に限らず、男性にも現れ、閉経後も自然に薄くなることはありません。顔以外にも手や背中、腕などにもでき、左右対称ではありません。これ以外にも、シミにはいくつか種類があり、それぞれ治療法は異なります。 |
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老人性色素斑
淡褐色〜濃褐色の色素斑。繰り返し紫外線を浴びることでできる。顔以外にも、手の甲、前腕、上背に多い |
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ソバカス
顔にできる茶褐色の小さい斑点状のもの。3歳ごろから発症して、思春期に顕著になり30歳以降徐々に薄くなる |
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対称性真皮メラノサイトーシス
成人以降の女性に多く見られる。顔面に青みのある褐色の色素斑が点状に集まる。日光の影響は少ない |
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炎症後色素沈着
多くは、炎症性病変が治った後に生じる。赤みを帯びた黒褐色〜紫褐色が特徴。ニキビ跡などがこれに当たる |
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肝斑は治らないシミではありません。まず、最重要なのは紫外線を防ぐこと。日焼け止めなどで必ず防御してください。どんな治療をしても、紫外線を浴びると無意味になってしまいますから。肝斑の場合はレーザー治療は絶対にダメということも覚えておきましょう。よけい濃くなったり、よくてもそのまま。反対に、効果的なのは飲み薬による内服治療です。そのほか美白剤やケミカルピーリングなども有効です。また、バランスのいい食事、十分な睡眠、適度な運動などをふだんから心がけることも大切ですよ。 |
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『第一三共ヘルスケア』研究開発部所属。肝斑の改善薬「トランシーノ」の開発を担当 |
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トラネキサム酸は’79年に肝斑に効くことが報告された成分です。慢性蕁麻疹の症例にトラネキサム酸を投与したところ、たまたま併発していた肝斑が改善したのがきっかけです。
医療用のトラネキサム酸は、肝斑への効能・効果は持っていませんが、今では肝斑治療の処方薬として皮膚科医の常識になりました。当社開発のトランシーノは、L-システインやビタミンCと組み合わせて、OTC医薬品として初めてトラネキサム酸を配合。臨床試験でも肝斑への高い効果が認められています。
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