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KANEKO TAKATOSHI
1978年東京生まれ。2000年『死者の学園祭』で映画デビュー。2001年、映画『ウォーターボーイズ』早乙女聖役でブレイク。その後『光の雨』、2003年『あずみ』など。テレビドラマは、1998年NHK大河ドラマ『徳川慶喜』、2002年『空から降る一億の星』、2003年『すいか』。バラエティーでは『笑っていいとも!』『踊る!さんま御殿!!』『世界ウルルン滞在記』などで活躍。趣味はサッカー、スノーボード、作詞、作曲、茶道、乗馬、自主制作の映画作りなど、多種多彩。

 最初の記憶が、暴力を伴った父母のケンカ。そして、金子くんが3歳のときに両親が離婚。
 それからは、父の親戚の家での暮らし、母の再婚相手である義理の父との暮らし、そしてまた自ら選んで始めた、実父との二人暮らしと、生活環境は、めまぐるしく変化する。
 転校や引越しの繰り返しの中で、学校でも、家でもイジメに合い、また、原因不明の病気や怪我にも見舞われる。そのうえ些細なことでの停学が重なり、高校3年でついに退学。家業の倒産。平穏で幸せな生活や、心の安らぎを夢見ては、裏切られ、無力感に襲われ、自暴自棄になりそうになる彼。けれど、また、新しい夢を見せてくれる「救いの手」も現れる。入院中に彼を気遣ってくれた重い病気の老女、怖がる彼に辛抱強くスキーを教えてくれた伯父。年上の人との初めての恋。しかし、その恋人も自殺未遂という衝撃の事件と共に、彼の前から去って行った。
定価:740円(税込)
発売日:2004/3/19
 再び、暗い海になげだされた彼に、無名の芸能プロから誘いがかかる。文字通り、手作りのように、ひとつひとつのオーディションにチャレンジしては落ち、また新しい作戦を考えては、仕事をみつけていくプロセス。ヒットした映画『ウォーターボーイズ』の地獄の特訓。
 もちろん金子貴俊は、まだ発展途上の俳優だ。しかし、彼の背負ってきた半生は、まるで小説のように数奇で重い。そして、環境に押しつぶされることなく、純な心を持ちつづけた彼は、尊い存在に思える。
 しかも、ハードスケジュールの中、自分の過去と向き合い、一言一句、自分で綴った作業は、凄いと思う。
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