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TAKADA KISA
シューズデザイナー。1941年、東京都生まれ。多摩美術大学デザイン科卒業。母は詩人の高田敏子氏。66年、初の個展「靴のファンタジー」を開催し、オリジナルブランド「KISSA」が生まれる。77年、(株)キサを設立、シューズブティック「KISSA」をオープンする。機能美と遊び心が融合した大人のためのカジュアルシューズは多くのファンを持つ。著書に『大地にKISSを』(文化出版局)、『靴を探しに』(筑摩書房/日本文芸大賞自伝優秀賞受賞)、『裸足の旅は終らない』(学習研究社)、『素足が好き』(ちくま文庫)など。

70年代から、マニッシュなカジュアルシューズや、ファッション・ズックなどで、注目を集めたシューズ・デザイナーのKISSA[高田喜佐]。その斬新な作品から、海外の影響を色濃く受けているように思う人もいるだろうが、実は高田さんは、生粋の下町っこ。
高田さんは、洒落者の父、詩人の母、そして、6歳のときから日本舞踊を習ったという環境の中で、おそらくは、江戸時代から脈々と伝わる職人気質や技術力に、心打たれたのではないだろうか。
高田さんが、デザインだけに頼らない、しっかりとした、実用に耐える『靴』を作り続けてきた『こだわり』も、このような原点が、あればこそ・・・だと思われる。
高田さんは40代になって、自分の中の『和』の世界を、素直に認められるようになったという。
歌舞伎を愛し、文楽を愛し、かなりの着物フリークにもなった。そして、「靴屋さんなのに、下駄が好きです」と、堂々と口にする。草履と、クロスオーバーさせたユニークなサンダルも発表している。
定価:730円(税込)
発売日:2003/11/20
そんな高田さんが、東京の下町の老舗を足で歩き、そこの当主や職人さんと語り合いながらセレクトした、様々な品物や食物。高田さんの『愛』と『年季』が入っているからこそ、その選択眼は、敬服に値する。
ぜひとも、そのひとつでも手に触れ、買い求め、身近に置いて欲しいと思う。
決して失いたくない、忘れてはいけない、本物の味や手ごたえを、きっと感じることができると思うから。
下町ガイドとして、『江戸小物』のカタログとして、職人のインタビュー集として、味わい深い1冊になっている。
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