集英社be文庫

4月新刊情報
京都、仏像をめぐる旅 吉田さらさ
ことだま相性占い 天馬 黎
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ちびすけさん できたて書評
私がこの本を選んだのは、私が京都出身であること、そんなささいな理由でした。
ところが、作者である麻生圭子さんは、京都に住んでまだ7年だというのに、20年ほど住んでいた私よりも、はるかに京都を楽しんでらっしゃいます。それだけでなく、京都出身の私が知らない「京都」をたくさん知っています。
「目からうろこ」という言葉が、こういうことなのかと改めて感じたほど、京都の奥深さを学べた一冊でした。項目ごとに、新たな発見。自分が京都人であることも忘れていました。この本を片手に、京都を旅している、そんな感覚を味わいながら読みました。
この本の最大の魅力、それが写真です。みずみずしい賀茂茄子、もちもちの麩饅頭、京都らしい坪庭…そのほとんどが麻生さんが撮影されたものだそうです。観光本の写真とは違う、どこか一枚一枚に愛情が入った写真です。
そして、この本には四季があります。麻生さんの暮らしそのままに、いろんな季節の京都が入っています。思えば、京都ほど季節を感じさせる土地は無いかもしれません。夏は猛暑、冬は底冷え、季節感のあるお祭りもたくさんあります。そんなことも、すっかり当たり前になっていて気づきませんでした。この本を読んで、京都独特の季節感をもっと大切にしようと思いました。
ミキサーさん できたて書評
「京都」には修学旅行でしか行ったことがない私は、いつかじっくり行ってみたい場所と考えていました。そこでこの本に出会い、興味を持つようになりました。
一つ一つのお話がスラスラとテンポ良く入ってきて読めました。なぜかなぁと考えると、旅行雑誌で知ったような情報でなく、想い描いていたのと全然違う情報やお話ばかりで、もっともっと知りたくなってきたからです。しかも、おいしそうな京都の食べ物の写真や、古く伝統のある風景や建物、でも現在、そこで人が生きていると感じられる写真の数々を見ることができます。
麻生さんとダンナ様とのやりとりも、かわいらしく面白いですよ。
hitmiさん できたて書評
京都への旅は、高校の修学旅行と大学の研修と2回だけです。いずれも団体行動中心で、神社仏閣巡りと主な観光場所での記念撮影とお土産買いばかり。情緒豊かな京都の雰囲気を味わうことなく終わってしまいました。その後も仕事や育児に追われ、瞬く間に二十年もの月日が流れていました。そんな今、出会ったのが麻生圭子さんの『京都がくれた「小さな生活」。』です。京都の歳時記がふんだんに織り込まれた情緒豊かな一冊です。中でも、京の食材を盛り込んだ料理や菓子の紹介は読んでるだけでイメージしてしまい、体によさそうな京素材を用いて自分でも料理をしたくなります。また、「京都web日誌」の部分では京都の暮らしや町並みを実体験している気分になります。都会の中に生きている私にとって、読むたびに京都弁を聞いているような、ほっとできる文庫でした。
LISAさん できたて書評
京都のぬくもり・・・・。そんなものを感じさせてくれる1冊でした。とかく京都というと修学旅行でお寺を巡った思い出がつきまとうもの。実は京都の魅力は歴史的遺産だけでなく、もっと奥深いものだったのだなあ〜としみじみ思いました。
麻生さん自ら撮影した写真からも京都のおもむきとたたずまいが垣間見えます。どうも最近、モダンであることや、機能的であることを優先しがちな自分を見つめなおすいい機会にもなりました。
実際に生活されている作者だからこそわかる京都の魅力、自分の失敗談なども交えているからこそ親近感が持てる文面で、ガイドブックには決してない京都の魅力十分。
所々に現れる、お料理・・・たとえばおせちから鯖寿司、まつたけや、お豆腐、見たことないものは一つもないのだけれど、竹の皮に包まれた鯖寿司はなんとも風情があって、食欲もそそられてしまいました。
日本人ならもっと四季折々の日本を楽しんで、味わったほうがいいなあと反省までしたりして。押し付けがましくないさりげない文章だからこそ素直に受け入れることが出来ました。
読み終わった後に、「いつ京都に一人旅しようかな〜」と思わず計画を立ててしまいたくなるエッセイでした。
KIKOさん できたて書評
料理や生活の本に興味を持つようになった私にぴたりと合った本でした。
おいしいお店、おすすめの宿が書かれているので、京都のガイドブックにもなります。
麻生さんの京都での生活の小さなことが書かれているので、生活のお手本になります。
また、麻生さん自身の撮影した写真も多く、眺めるだけで気持ちの良い写真集にもなります。
タイトルに「小さな生活」とあるだけに、情報量は多いのに文庫サイズの小さな本です。
持ち歩けば心のビタミン剤と言うより、漢方薬のようにじわじわ効く、疲れも取れる良い本です。






 


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